魅惑の国「台湾紀行」

台湾風屋台が並ぶ「士林夜市」(台北市)

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台湾での夜のお楽しみに、手軽に買い物や美味しい食べ物が楽しめて観光客に人気のある夜市がありますが、今夜は宿泊した台湾グランドホテルから近い「士林夜市」を訪れました。

台北には幾つかの夜市がありますが、一世紀以上の歴史をもち、古くて台北最大の「士林夜市」は、地下エリアにも食べ物の屋台が連なっているなど、台北人にも人気の夜市です。

 

B級グルメの宝庫の夜市は、屋台で腰を落ち着けて食べるのもよし、歩きながら味わうのもよしですが、お店をひやかしながらの食べ歩きがいいですね。

この夜は別に夕食を済ませた後ということで、食べ歩きができそうなものを探しましたが、慈諴宮の向かい側にあるシンプルな屋台を構えた「好吃肉包」の熱々の中華まんが目にとまりました。

 

おばさん一人が営んでおり、もうもうと湯気が立っている2つの蒸篭があるだけのシンプルな屋台で、メニューは7種類の中華まんのみ、どれも20元程度と手軽な価格で、最初はこしあんを包んだ「豆沙包(あんまん)」を購入しました。

黒砂糖の風味が上品なこしあんと、あんを包んだふっくらした厚い皮が美味しかったですね。帰り道に「肉包(肉まん)」を購入したほどの美味しい屋台でした。

 

人混みで混雑していた夜市でしたが、観光客を狙うスリも多いと聞いていますので注意が必要です。
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台湾紀行「士林夜市」夜市通りの光景
士林夜市通りの光景
台湾紀行「士林夜市」屋台風出店で一杯
屋台風出店で一杯
台湾紀行「士林夜市」出店の一光景
出店の一光景
台湾紀行「士林夜市」出店の一光景
出店の一光景
台湾紀行「士林夜市」肉包(肉まん)を購入した屋台
「肉包(肉まん)」を購入した屋台

 

ノスタルジックな街並み「九份」(台湾)

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「九份(九ふん)」は台湾北部の山間の小さな町です。昔は9世帯しか住んでいなかった小さな村「九份」ですが、19世紀後半からのゴールドラッシュで賑わい、最盛期には人口3万人の大きな町に発展しました。

​その後、金の採掘量の減少で人口も減り、1971年の閉山後に町は廃れていきました。

 

この「九份」が再び広く知られるようになったのは、1989年、台湾映画「非情城市」の舞台になったことで注目を集め、更に2001年公開の日本映画「千と千尋の神隠し
」に登場する町並みが「九份」をモデルにしたという噂も広まり、一躍台湾観光の人気スポットになったようです。

赤い提灯に彩られた夜の「九份」は、どこか懐かしい雰囲気が漂い、日本人の琴線に触れ、今や台湾で行きたい観光地ナンバーワンです。

 

日本統治時代に建てられた古い建物も残り、日本人には懐かしい雰囲気を醸しだしています。

特に映画の名場面(アーメイジャロ)の階段エリアが人気のようですが、大混雑の急坂な階段を行き交うのは高齢者には危険なようです。

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台湾紀行「九份」鮮やかさ増す黄昏時のランタン光景
黄昏時の九份の広場
台湾紀行「九份」人気の階段のある光景
映画の名場面で人気のある階段の混雑光景
台湾紀行「九份」飲食店前の親子
飲食店前の親子の一風景
台湾紀行「九份」情緒のあるどこか懐かしい光景
情緒あるどこか懐かしい光景
台湾紀行「九份」広場のランタンが映える
広場のランタンが映える

 

世界四大博物館の「故宮博物院」(台北市)

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台湾観光でまず挙げられるのが世界四大博物館のひとつに数えられている「故宮博物院」でしょう。

歴代の中国王朝が集めてきた美術品をはじめ収蔵品は80万点ともいわれ、3フロアに分かれて、陶器から螺鈿(らでん)や翡翠などを含めた彫刻、絵画、書道などが展示されていますが、事前に簡単な予備知識を得て見学すると理解しやすいと思います。

 

今回は残念なことに、最も有名な5個の展示物の内、翡翠を白菜に模した「翠玉白菜」は台中の花の博覧会に貸出中、3層に分かれた天然石に彩色加工を施した豚の角煮そっくりに仕上げた「肉形石」は、オーストリアに貸し出し中で見られず、写真での対面でした。

1本の象牙から職人親子3代が100年にわたって彫り上げた直径12センチほどの24層構造の球体「彫象牙透花雲龍紋套球」は、25年前に仕事で訪れた際に見学し感動を覚えた1品です。

 

「彫象牙透花雲龍紋套球」は、透かし彫りの幾何学文様が施された24層の球体が各層自由に回転させることができ、人間業とは思えない象牙細工の傑作を再度観賞できてよかったです。

一通り観賞するには1日でも足りないでしょう。

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台湾紀行「故宮博物院」正門から博物館を望む
正門から博物院を望む
台湾紀行「故宮博物院」正門の獅子像
正門近くの大きな獅子像
台湾紀行「故宮博物院」彫象牙透花雲龍紋套球
彫象牙透花雲龍紋套球
台湾紀行「故宮博物院」翠玉白菜
翠玉白菜

 

多くの霊を祭る「国民革命忠烈祠」(台北市)

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台北駅から北に2キロほどに位置する「国民革命忠烈祠(こくみんかくめいちゅうれつし)」は、名が示すように辛亥革命や日中戦争などで命を落とした33万人の霊を祭ってあるところで、軍人や戦士だけでなく、政治家や医師、その他国家に貢献した人も含まれています。

台北以外の主要都市にも忠烈祠はありますが、台北市の忠烈祠が規模や衛兵の行進する距離が最も長いことで知られており、1時間おきの交代式は衛兵の一糸乱れぬ行進が観光客の人気となっています。

 

衛兵は陸・海・空の3軍のエリート中のエリートから選ばれ、3軍が半年ごとに交代して行われます。それぞれ制服が異なり、訪れた日には海軍の黒色の制服の衛兵の交代式でした。

写真撮影(フラッシュはNG)も可能ですが、あくまでも英霊を祀る場所ですから、軽率な行動は慎みマナーを守ることが大切です。
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台湾台北市「国民革命忠烈祠」交代する衛兵
交代式に向かう衛兵
台湾台北市「国民革命忠烈祠」海軍所属の衛兵
海軍所属の衛兵
台湾台北市「国民革命忠烈祠」一糸乱れぬ衛兵の行進
一糸乱れぬ行進
台湾台北市「国民革命忠烈祠」衛兵前での記念撮影
衛兵前での記念撮影
台湾台北市「国民革命忠烈祠」衛兵行進に向かう
衛兵行進に向かう

 

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