歳時記・秋分「季のことば 鱗雲」
夜と昼の長さが同じになる「秋分」、これからしだいに日が短くなり秋の気配が深まっていきます。
秋の空を表現するときの「天高く」には、秋特有の雲を見ることができます。
「鱗雲(うろこぐも)」や「鰯雲」「鯖雲」など、何故か魚にちなんだ雲が現れます。
「鱗雲」は魚の鱗に似た雲の文様から名付けられており、特に夕焼け時にこの雲が発生すると、空一面の鱗雲が茜色に染まる様は見事です。
昔から鰯雲が姿を見せると、鰯が大漁になるとのいわれがあるようです、
2023年9月23日