ぶらり旅・四国周遊「阿波の土柱」

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地元の人が波頭崖(はとうがたけ)とよぶ「阿波の土柱」は、100万年程前、吉野川の川底だったのが地震で隆起し、その後長い年月の風水で崩れて土柱の形状になったもので国の天然記念物になっています。

 

高知県「波頭崖(はとうがたけ)」土柱の上部
土柱の一部
高知県「波頭崖(はとうがたけ)」土柱の草を刈る人々
土柱の草を刈る人々
高知県「波頭崖(はとうがたけ)」土柱全体を見上げる
土柱の全体を見上げる

この赤土の土柱は雨にもろいということで、800年後は土柱も全部崩れて流れ去り、山がなくなるとの学者の説があるようです。

 

この崩壊を少しでも防ごうと、4年前から所々に茂っている草を刈る作業をしているとのことです。

訪れた日にも数人がかりで草を刈っている姿を遠くに見ることができました。

 

草が養分を摂るとき赤土を溶すため、少しでも赤土の減少を防ぐという地道な努力を続けているとのことです。

 

これだけの規模の大きい「阿波の土柱」は世界的にも珍しく、日本以外ではイタリヤチロル地方と、アメリカのフライスキャニオンにあり、世界3大土柱に数えられています。

 

実際には、人跡未踏などで発見されていない土柱が、世界には幾つかあるのではないかといわれています。

 

今回は時間の関係で、土柱を見下ろすことができる遊歩道頂上までは行けませんでしたが、見下ろした土柱の景観も素晴らしいようで、お勧めしたいですね。
(地図を見る)

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