魅惑の国「台湾紀行」
写真旅 心に残る写真旅個別記事 魅惑の国「台湾紀行」
高雄市は台湾の南、熱帯地域に属し、台湾で最も気温の高い都市で、重工業が盛んで労働者が多いことで知られています。
今回は高雄市に2路線ある地下鉄の中で地下鉄駅の構造物の美しさで知られている「美麗島(ほうもうさ)」駅のご紹介と、若い人の間でデートスポットして人気のある「愛河河畔」の風景をご紹介します。
※写真をクリックすると拡大した写真がご覧になれます。
<地下鉄・美麗島>
ポルトガル語で美しい島という「美麗島(ほうもうさ)」駅は、ステンドグラスアートの世界を表現して、世界で最も美しい駅ランキングで2位に輝いたことと、さらに5位に「中山公園駅」が選ばれ高雄市民の誇りの一つになっています。
ステンドグラスの光のドームはイタリアン芸術家の設計で、2本の柱を支柱とし「水・土・光・火」の四つのテーマで構成され、4500枚のステンドグラスで実現しています。
また、4つの出入り口の建築物は、日本人の建築家・高松伸氏によるデザインだそうです。台北市に比べ地下鉄利用者が少ないことが課題とのこと。
|
|
|
駅構内のステンドグラス光景 |
|
|
|
駅の天井に広がるステンドグラス |
<愛河河畔>
「美麗島」駅からほど近い「愛河河畔」は、高雄市の西部を流れて高雄港に注ぐ愛河(日本統治時代は高雄川と呼ばれていました)の河畔です。
河岸は南国らしい深い緑に覆われ、その景観から若人のデートスポットとしても知られており、特に夜景はライトアップされた建物が川面に映り込み、美しい景観を醸し出します。遊覧船も出ていますので、川面からの景観も楽しむことができます。
付近には、高雄市立歴史博物館や台湾で指折りの教会建築とされる高雄天主堂などがありますので、時間のある方にはお勧めです。
(地図を見る)
|
|
|
花風景が続く河畔 |
|
|
|
ランタンが映える河畔の散歩道 |
|
|
|
花風景が心に残る河畔 |
2020年8月15日
写真旅 心に残る写真旅個別記事 魅惑の国「台湾紀行」
「蓮池潭(れんちんたん)」・「龍虎塔(ほうせいたいてん)」は高雄市からタクシーで10分ほどの距離にある、日月潭、九分と並んで台湾の3大観光地の一つです。
日本の東武ワールドスクウェアの世界有名建築物102点の中で、台湾では台北の高層ビル「台北101」と「龍虎塔」の2点が選ばれているほどの有名観光スポットです。
「龍虎塔」を横から眺める岸辺に、台湾版の「くまもん」が鎮座していました。
「龍虎塔」のある高雄市と熊本市は姉妹都市ということが理由のようで、胸の白い部分が台湾は△、本家熊本は〇ということの違いだけということです。
蓮池潭の南に位置する龍虎塔は、あまりにも有名で解説は省略しますが、台湾では一番良い動物は龍、一番悪い動物は虎と信じられており、龍の口から入り、虎の口から出てくると、災いがなくなり、福が来るということのようです。
遊歩道を1周するには1時間以上かかりますが、蓮池潭の周辺には、孔子廟をはじめ、塔や廟、巨大な像など、さまざまな建築物があるので見学しながらの散策は時間の余裕をもって楽しみましょう。
訪れた時はハスの時期ではありませんでしたが、「蓮池潭」は、字のごとくハスの実でも有名で、スープ・デザートにも利用されているようです。
※写真をクリックすると拡大した写真がご覧になれます。
(地図を見る)
|
|
|
蓮池潭に浮かぶ五里亭 |
|
|
|
龍虎塔 |
|
|
|
虎と龍虎塔 |
|
|
|
龍の口から入る |
|
|
|
虎の口から出て記念撮影 |
2020年7月15日
写真旅 心に残る写真旅個別記事 魅惑の国「台湾紀行」
「台南市」の郊外にある「赤嵌楼(せきかんろう)」は台南最古の歴史建造物で、1652年にオランダ統治時代にオランダ人が建造したもので、台南防衛の拠点のひとつでした。
オランダ統治、明鄭時代、清時代、そして日本統治時代と様々な政権へと移り変わっていく中で、何度も改築や修復がされたということですが、レンガの城門や基礎などは当時の面影を残しています。
台湾の歴史上の人物として知られている「鄭成功」は、「赤嵌楼」を包囲したオランダ軍に勝利した人物として知られ、その政権時代に名前が赤毛城から「赤嵌楼」と改められています。
「鄭成功」の奥さんは日本人ということで、それに関するお話をいろいろガイドさんが話してくれました。
良い功績を残した人を称えた碑文を刻んだ石碑が並んでおり、その下に亀の彫物が並んでいます。
伝説の由来からすると、重荷を背負う神通力を持った亀ということのようです。
それにしても、3月でも熱帯エリアに属する「台南市」は暑かったですね。
※写真をクリックすると拡大した写真がご覧になれます。
(地図を見る)
|
|
|
石碑の下の亀の彫刻 |
|
|
|
鄭成功の像 |
|
|
|
科挙制度試験の参考書 |
|
|
|
赤嵌楼の建物の一部 |
2020年5月25日
写真旅 心に残る写真旅個別記事 魅惑の国「台湾紀行」
「文武廟(ぶんぶびょう)」は日月潭の湖畔にある台湾で一番大きな廟(日本のお寺に近い)です。
この廟は、日本統治時代にこの日月潭を利用しての発電計画に伴い、湖面が上昇して二つあった廟が移動して一つの廟として建立(1938年)されたのが「文武廟」の始まりです。
建物は山門側から奥に行くほど高くなっていて、順番に「拝殿」「正殿」「後殿」の三層構造になっています。
一番手前の「拝殿」は主要な祭祀を行う場所で、その次の「正殿」に三国志などでおなじみの関羽や岳飛の武の神様が祀られており、一番奥の「後殿」には儒教の創始者「孔子」の学問の神様が祀られています。
山門をくぐって出迎えてくれる大きな二匹の赤い獅子像は「石獅」とよばれ、高さ約8mもある大きなものです。
獅子の「石獅」と「九頭の龍」の彫物は文武廟でも特に有名です。一番奥の「後殿」の階段を更に登っていくと写真のような文武廟の美しい屋根越しに、日月潭の風景が目に飛び込んでいます。
※写真をクリックすると拡大した写真がご覧になれます。
(地図を見る)
|
|
|
前殿(文廟)付近から山門を望む |
|
|
|
屋根越しに日月潭を望む |
|
|
|
九頭の龍の彫刻 |
|
|
|
赤い8メートルの獅子像 |
2020年2月22日
< 1
2
3
>