神奈川の海の祭り「貴船まつり」「船降祭」
神奈川には海に関連した勇壮なお祭りがあります。
この中で船をきらびやかに飾り立てて海に繰り出す「貴船まつり」と、神輿が遠浅の海に繰り出し波打ち際を練り歩く「船降祭」の二つの海に関するお祭りをご紹介します。
<日本三大祭りの「貴船まつり」(真鶴町)>
神奈川県西部に位置する小さな半島の真鶴町で、毎年7月27日と28日の2日間にわたって行われる「日本3大祭り」の一つ「貴船まつり」は、国指定重要無形民俗文化財の伝統あるお祭りとして全国的に知られています。
祭り初日は、貴船神社の神輿が貴船神社から出て、きらびやかに飾った神輿船で海上を渡り、対岸の仮殿に渡る「神輿海上渡御」などの一連の行事が古式にのっとり行われます。
訪れた年は、強い風で、海上を渡る神輿船が転覆するというハプニングが発生し驚きました。神輿船が転覆するというハプニングは初めてではなく、十数年前にもあったそうです。
素早くシャッターチャンスを捉えて撮った貴重な写真も掲載しています。
貴船祭当日の真鶴港 | |
神輿船の進水 | |
神輿船 | |
正面からの神輿船 | |
海に飛び込む若衆 | |
お神輿 | |
神輿船を手漕ぎ船で牽引 | |
転覆する神輿船を助けるために飛び込む若衆 | |
大きく傾き浸水する神輿船 |
<海に繰り出し練り歩く神輿「船降祭」(茅ヶ崎市)>
「茅ヶ崎市」の茅ヶ崎西浜海岸で行われる「浜降祭」は、毎年「海の日」に開催され、茅ヶ崎市と寒川町の34の神社から計39基の神輿が宮出しされるお大掛かりな湘南の海にふさわしい祭りです。
午前4時過ぎから宮出しされた神輿が海岸に続々と集まり、午前7時ころから神事が執り行なわれることから「暁の祭典」とも呼ばれているそうです。
宮出しから浜に集結するまでと、神事後に宮入するまで、担ぎ手が「どっこい、どっこい」とのかけ声に合わせて、神輿を左右に揺らしながら練り歩きます。
一部の神輿はみそぎのために海に入り、腰まで海につかりながら練り歩き、この勇壮な姿を写真に納めようと、海に入って追いかける人でごった返します。
お祭りは神事終了後に宮入まで神輿が再び練りあるいたりし、9時ごろに終了します。
JR茅ヶ崎駅から徒歩20ほど。10分毎に有料のシャトルバスが出ています。
会場:茅ヶ崎西浜海岸(地図)
浜に勢ぞろいした神輿 | |
海に入る神輿 | |
次々と海に入り練り歩く | |
浅瀬を練り歩く神輿群 | |
波にもまれる神輿 |
2023年3月19日