神奈川情景記事一覧

関東で最期のだるま市「麻生不動院」(川崎市)

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関東で最後に開かれる「だるま市」が川崎市の「麻生不動院」で、毎年1月28日に
開催され多くの人出で賑わう。

だるま市は通常、年の暮れに開かれますが、年が明けた1月に開かれることから
「関東納めのだるま市」としても有名のようです。

参道沿いに400軒近い露天が立ち並び、10万人近い人出で狭い山道は往来に
苦慮するほど。

以前は露天に、たこ焼きや駄菓子、農機具などが露店に並んでいたのが、いつの間にか
だるまを売る露店が増えて「だるま市」として定着したとのこと。

麻生不動院の住職さんのお話では、不動院とだるま市は何ら繋がりがないようで、
境内の一部を貸しているだけのようです。
「麻生不動院」川崎市麻生区下麻生1-21-10

 

詣でる長蛇の人の列
境内の達磨販売店
参道に並ぶお店
お客との駆け引き
市に訪れた幼児
積み重なるだるま

神奈川の海の祭り「貴船まつり」「船降祭」

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神奈川には海に関連した勇壮なお祭りがあります。

この中で船をきらびやかに飾り立てて海に繰り出す「貴船まつり」と、神輿が遠浅の海に繰り出し波打ち際を練り歩く「船降祭」の二つの海に関するお祭りをご紹介します。

 

<日本三大祭りの「貴船まつり」(真鶴町)>

神奈川県西部に位置する小さな半島の真鶴町で、毎年7月27日と28日の2日間にわたって行われる「日本3大祭り」の一つ「貴船まつり」は、国指定重要無形民俗文化財の伝統あるお祭りとして全国的に知られています。

祭り初日は、貴船神社の神輿が貴船神社から出て、きらびやかに飾った神輿船で海上を渡り、対岸の仮殿に渡る「神輿海上渡御」などの一連の行事が古式にのっとり行われます。

 

訪れた年は、強い風で、海上を渡る神輿船が転覆するというハプニングが発生し驚きました。神輿船が転覆するというハプニングは初めてではなく、十数年前にもあったそうです。

素早くシャッターチャンスを捉えて撮った貴重な写真も掲載しています。

地図を見る

 

神奈川県真鶴町「貴船まつり」祭りの真鶴港
貴船祭当日の真鶴港
神奈川県真鶴町「貴船まつり」神輿船の浸水
神輿船の進水
神奈川県真鶴町「貴船まつり」神輿船
神輿船
神奈川県真鶴町「貴船まつり」神輿船
正面からの神輿船
神奈川県真鶴町「貴船まつり」海に飛び込む若衆
海に飛び込む若衆
神奈川県真鶴町「貴船まつり」お神輿
お神輿
神奈川県真鶴町「貴船まつり」神輿船の牽引
神輿船を手漕ぎ船で牽引
神奈川県真鶴町「貴船まつり」転覆する神輿船を助ける若衆
転覆する神輿船を助けるために飛び込む若衆
神奈川県真鶴町「貴船まつり」転覆した神輿船
大きく傾き浸水する神輿船

 

 

<海に繰り出し練り歩く神輿「船降祭」(茅ヶ崎市)>

「茅ヶ崎市」の茅ヶ崎西浜海岸で行われる「浜降祭」は、毎年「海の日」に開催され、茅ヶ崎市と寒川町の34の神社から計39基の神輿が宮出しされるお大掛かりな湘南の海にふさわしい祭りです。

午前4時過ぎから宮出しされた神輿が海岸に続々と集まり、午前7時ころから神事が執り行なわれることから「暁の祭典」とも呼ばれているそうです。

 

宮出しから浜に集結するまでと、神事後に宮入するまで、担ぎ手が「どっこい、どっこい」とのかけ声に合わせて、神輿を左右に揺らしながら練り歩きます。

一部の神輿はみそぎのために海に入り、腰まで海につかりながら練り歩き、この勇壮な姿を写真に納めようと、海に入って追いかける人でごった返します。

 

お祭りは神事終了後に宮入まで神輿が再び練りあるいたりし、9時ごろに終了します。

JR茅ヶ崎駅から徒歩20ほど。10分毎に有料のシャトルバスが出ています。
会場:茅ヶ崎西浜海岸(地図)

 

茅ヶ崎市「浜降祭」浜に勢ぞろいした神輿
浜に勢ぞろいした神輿
茅ヶ崎市「浜降祭」海に入る神輿
海に入る神輿
茅ヶ崎市「浜降祭」海に入る神輿
次々と海に入り練り歩く
茅ヶ崎市「浜降祭」浅瀬を練り歩く神輿群
浅瀬を練り歩く神輿群
茅ヶ崎市「浜降祭」波にもまれる神輿
波にもまれる神輿

 

ユニークな羅漢像の「淨慶寺」(川崎市)

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川崎市にある「淨慶寺」の「ユニークな羅漢像」のご紹介です。

小田急線の柿生駅から徒歩10分程にある「淨慶寺」には、将棋を指したり、酒を酌み交わしたり、新型コロナワクチン接種など、世相を反映したユニークな50体ほどの小さな羅漢像(仏教の高僧を表す羅漢の像)が出迎えてくれます。

それぞれの像には解説はありませんが、一目でユーモアたっぷりの表情が伝わってきます。

今回はその中の一部をご紹介します。

紅葉に映える淨慶寺
新型コロナ感染対策用のマスクをミシンを使い縫う
新型コロナワクチン接種を嫌がる羅漢さん
ノートパソコンを使う
談笑する羅漢さん
トランプのババア抜きを楽しむ
蕎麦を手繰る
腕相撲に興じる羅漢さん
一人(?)酒を飲む
酒を酌み交わす

川面に映える花風景三景(神奈川県)

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川岸を彩る花風景のご紹介です。今回は、横浜市を流れる「大岡川」の桜風景、川崎市の宿川原 「」の桜風景と渋田川の芝桜風景の三景をご紹介します

 

<川面に映える桜風景に遊ぶ「大岡川」(横浜市)>

「大岡川(おおおかがわ)」は、横浜市内をみなとみらい地区に向かって流れる二級河川で、3kmほどに渡って約500本の桜並木が続きます。

大岡川の桜並木は、横浜市有数の桜の名所として人気があり、桜が咲く季節にはぼんぼりでライトアップされるなど多くの人でにぎわいます。

 

大岡川では水上から花見を楽しむクルーズ船遊覧も好評で、また、いくつかの団体がパドルでこいで進む「SAP」ツアーを実施しており、川面からの花見が楽しめます。

時々、海からカモメが飛来し、桜並木を飛び交うカモメの光景を見ることができます。

 

クルーズ遊覧船「ベネチア号」は、横浜日ノ出桟橋(同区)を拠点に40分間の桜クルーズを1日8便運航。

(地図を表示)

 

遊覧船からの花見
下流のビル群を望む
遊覧船ベネチアン号
SUPでの花見
SUPでの花見

 

 

<桜並木と花筏が美しい「二ケ領用水」(川崎市)>

江戸時代に造られたという「二ヶ領用水(にかりょうようすい)」は、多摩川などを水源とし、川崎市多摩区から幸区までを流れる全長32kmの人口用水路です。

「二ヶ領用水」は、水辺の散策路として多くの人に親しまれており、特に桜のシーズンには宿川原付近の宿川原堤桜並木は、多くの人で賑う桜の名所としても知られています。

 

巨木に成長した340本の桜並木の景観も見事ですが、散った桜の花びらが細い流れの「二ヶ領用水」を流れる花筏の光景も一見の価値ありです。

桜並木までは、JR南武線の「宿川原駅」より徒歩5分ほどです。

(地図を表示)

 

シロサギの訪問
桜を眺める老夫婦
帰り道
花筏
ハート形の小石を巻き込む花筏

 

 

<河畔を彩る芝桜「渋田川」(伊勢原市)>

神奈川県の芝桜の名所「渋田川」の芝桜は400メートルほどの河畔を彩り、その光景は珍しく「かながわの花の名所100選」にも選ばれています。

水辺から4メートルほどの斜面一面に、赤、白、ピンクの芝桜が咲き、川面に映る光景とのコントラストも魅力です。

 

芝桜の育成・手入れは、地域の有志が協力して取り組んでいるようです。訪れた年の咲き具合はイマイチのようで、次年度以降には植栽している堤を延長して、より素晴らしい景観を届けたいとのこと。

 

また、芝桜の河畔近くにある民家の200年近い「藤棚」も見事です。ご厚意で藤棚の庭に入り見学することができますが、一声かけて見学するよう心がけてください。

住所:神奈川県伊勢原市上谷
渋田川の芝桜
アクセス:小田急線伊勢原駅南口、神奈川中央交通バス3番乗り場「平塚駅北口行」、「太田小学校前」下車徒歩10分

 

伊勢原市「渋田川の芝桜」緑の中の芝桜堤の風景
緑の中の芝桜堤
伊勢原市「渋田川の芝桜」芝桜堤の散策路
芝桜堤の散策路
伊勢原市「渋田川の芝桜」芝桜に咲くツツジ
芝桜に咲くツツジ
伊勢原市「渋田川の芝桜」小橋から上流域を望む
小橋から上流域を望む
伊勢原市「渋田川の芝桜」小橋で憩う老夫婦
小橋で憩う老夫婦

 

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