伊豆の情景
伊豆の情景 東伊豆
伊豆高原から見るとお椀を伏せたように見える高さ580mの草原の山が「大室山」で、国の天然記念物に指定されている休火山です。
大室山の山頂にはリフトを利用でき、周囲約1kmのすり鉢状を散策(お鉢めぐり)して、大島、利島、新島などの伊豆七島や、天城連山、富士山など360度のパノラマを楽しむことができます。
直径300mの噴火口の深さは70mほどあり、階段で火口底まで降りることができ、この火口跡を利用したアーチェリーの設備の外、山頂には売店やお土産屋もあります。
大室山の観光としてお勧めの季節は、大室山の麓にある「さくらの里」(当ブログでご紹介しています)で知られていいる桜の季節で、35種3千本もの桜が植樹されており、桜の季節には多くの観光客で賑わいます。
また、700年の伝統があるといわれる山焼きが、毎年2月の第二日曜日に行われます。裾野に点火された火が、大きな炎と共に山頂に燃え広がる様は一見の価値がありです。
大室山にはJR伊東駅よりシャボテン公園行のバスで40分、伊豆急行伊豆高原駅から25分ほどです。
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山頂から富士を望む |
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山頂リフトからの富士山 |
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大室山麓の「さくらの里」 |
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遠く伊東市と富士を望む |
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光る相模湾を見ながらの山頂の周遊(左は霞む大島) |
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山頂を散策するカップル(遠景は利島と新島) |
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お鉢巡りの高台に向かって |
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2月に開催される大室山の山焼き |
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山頂まで燃え広がる |
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河津桜越しの山焼き風景 |
2017年10月29日
伊豆の情景 南伊豆
「下田海中水族館」は下田公園に隣接した和歌の浦の入り江をうまく利用した水族館で、下田駅から下田海中水族館行のバスで7分ほどの距離です。
入り江内を自由に泳ぎ回るバンドウイルカとのふれあいや、イルカショーのほか、専用のマリンスタジオでのイルカやアシカのショーを楽しめます。
その他、伊豆の海をテーマに50種5000点の魚の生態を観察することができます。
TV等でおなじみの東京海洋大学客員教授の「さかなクン」が、アクアドームペリー号の船長に就任したそうで、いろいろなアトラクションも計画されているようです。
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下田海中水族館の入口 |
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マリンスタジオのショー |
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イルカのショー |
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水中から愛嬌を振りまくイルカ |
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イルカと握手 |
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飼育員におねだりするペンギン |
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イルカと調教員とのショウ |
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イルカの一斉ジャンプ |
2017年8月29日
伊豆の情景 南伊豆
「玉泉寺」は、下田の初代総領事として着任(1856年)した「タウンゼント・ハリス」が領事館を開いたお寺で、国の指定文化財、史跡となっています。
「玉泉寺」は下田から徒歩で25分ほどですが、バス便もあり、下田駅より「須崎・爪木崎」行バスで、「柿埼神社前」で下車徒歩2分です。
よく知られているタウンゼントハリスと「お吉」の哀話はここで生まれています。召使として仕えた「お吉」の哀話が有名になり「唐人お吉」として知られるようになりました。
唐人お吉の哀話は、ハリスの居住している玉泉寺に通うお吉に対する人々の嘲笑に耐え切れずに、酒におぼれ世間から孤立し、孤独の中で50歳の短い生涯を閉じたと聞かされていますが、別の説もあるようで、史実やフィクションが混在しているようです。
ハリスの病気を癒すために牛乳が求められて、隣村の白浜で調達しますが、日々2合の量を調達したようです。その牛乳発祥の碑があります。
玉泉寺は日露和親条約の交渉の場としても使われ、ロシア・ディアナ号高官が滞在し、安政の大地震の津波で亡くなったディアナ号乗組員の墓と、ペリー艦隊乗組員の墓もあり、当時の歴史の一端に触れることができます。
総門の脇に第39代アメリカ合衆国大統領ジミー・カーター大統領が来訪した記念碑があり、昭和54年6月27日に夫人とお嬢さんを伴い玉泉寺を訪問し、ペリー艦隊将兵などの墓地をお参りしています。
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玉泉寺山門 |
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ジミー・カーター大統領来訪記念碑 |
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牛乳発祥の碑(日本で最初にハリスが飲んだとされ) |
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ディアナ号乗組員などの外人墓地 |
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境内にあるハリス記念館 |
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玉泉寺 |
2017年7月29日
伊豆の情景 南伊豆
下田駅から徒歩20分ほどの「下田公園(城山公園)」は、北条氏が南伊豆の防衛として築城した山城の下田城の後を公園にしたものです。私が幼少のころは城山公園として親しまれていましたね。
下田公園は下田港を見下ろす小高い丘の上にあり、冬には椿、春にはツツジ、初夏にはアジサイと花の景観が楽しめる10万坪にも及ぶ広大な自然公園です。
特にアジサイは50種、300万輪が植栽されており、下田港を見下ろす公園一面がアジサイの群生エリアとなり見事な花風景が楽しめます。
園内の開国広場には、下田開港100年を記念して建立された開港記念碑があり、毎年5月の「黒船祭」には、黒船祭式典のメイン会場にもなります。
開国記念碑の文字は吉田茂のもので、ペリーとハリスの二人の言葉が刻まれており、記念碑の言葉の選択にはマッカーサー元帥も関係していたとのことです。
また、開国広場の手前には第39代米国大統領ジミー・カーターの訪問を記念した記念碑があるなど、開港広場は日米交流のシンボル的な場所となっています。
その他、下田生まれで日本商業写真師の祖といわれる「下岡蓮杖」碑も建立されています。
※写真をクリックすると拡大した写真がご覧になれます。
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開国記念広場での黒船祭式典 |
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開国記念碑 |
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ジミー・カーター大統領来訪記念碑 |
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お茶ヶ埼展望台下の下田海中水族館 |
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アジサイの遊歩道 |
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なまこ壁とアジサイの花風景 |
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アジサイを前景に下田市街を望む |
2017年6月29日
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