伊豆名産「わさび」

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日本の多雨地帯として知られている伊豆半島の天城山一帯は、わさびの産地として知られています。

この雨水は、伊豆半島を形成しているスコア(火山噴火で積もった多孔質の火山噴出物)層で栄養豊かな水となり、年間12度の適温の水を湧き出し、わさびの生育を助けています。

 

伊豆名産「わさび」のわさび田
わさび田
伊豆名産「わさび」の花
わさびの花
伊豆名産「わさび」の収穫
わさびの収穫
伊豆名産「わさび」
頂いたわさび

苗は春苗と秋苗に分けて植えられます。

写真にあるようにわさびの花は、4月頃の咲き、種は6月頃に採集されます。

 

わさび田を見ますと、若苗の田と、十分生育したわさび田とが混在していることに気が付かれると思います。

苗を植え付けてから1年ほどで収穫となります。

 

わさびには、沢わさび、畑わさび(わさび漬けや練りわさびに使われる)、西洋わさびなどがありますが
、伊豆で栽培されているわさびは、沢わさびになります。

 

わさびの品種としては、「実生」と「真妻(まづま)」の2種類が栽培されているそうです。

 

「実生」は生育が早く1年で収穫となりますが、成長が早いためか水っぽく辛みも薄くなり、「真妻」は逆に生育が遅く2年くらいかかるそうで、茎の色が紫色でほんのりした辛みで粘りがあり、日本で一番優れた品種といわれています。

 

栽培は、伊豆天城が主で栽培量も少なく、ほとんどが料亭、旅館で消費され市場には出回らないということです。

 

わさび田を撮影していると、仕事の手を休めて、わさびに関する話を聞かせてくれました。

 

その上、大きなわさび(実生わさび)を持っていきなと2本頂きました。濡らした新聞に包み大事に持ち帰りました。

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