鎌倉時代の面影残す「指月殿」(伊豆市)
「指月殿(しげつでん)」は鎌倉時代初期の建築物で、伊豆最古の建築物としても知られています。
源頼朝の正妻にして尼将軍として知られる北条政子が、暗殺された息子源頼家(鎌倉二代将軍)の冥福を祈り菩提所として建立したものです。
桂川を挟んで修禅寺の反対側の鹿山の麓に建立されており、堂の中央に禅宗式という珍しい形の木造釈迦如来坐像があります。
指月殿に向かって左手には源頼家の墓があります。
歴史や建築に興味ある人を除き、これといった見るべきものがないように思われますが、長い歴史が感ぜられる境内の雰囲気に浸るのもよいでしょう。
竹林の道から徒歩5分もかからない場所にあり、道脇のお店や観光施設を眺めながらの散歩となります。
説明碑 | |
指月殿の側面 | |
紅葉映える指月殿 |
2020年7月25日