心に残る写真旅個別記事

世界四大博物館の「故宮博物院」(台北市)

写真旅 心に残る写真旅個別記事 魅惑の国「台湾紀行」

台湾観光でまず挙げられるのが世界四大博物館のひとつに数えられている「故宮博物院」でしょう。

歴代の中国王朝が集めてきた美術品をはじめ収蔵品は80万点ともいわれ、3フロアに分かれて、陶器から螺鈿(らでん)や翡翠などを含めた彫刻、絵画、書道などが展示されていますが、事前に簡単な予備知識を得て見学すると理解しやすいと思います。

 

今回は残念なことに、最も有名な5個の展示物の内、翡翠を白菜に模した「翠玉白菜」は台中の花の博覧会に貸出中、3層に分かれた天然石に彩色加工を施した豚の角煮そっくりに仕上げた「肉形石」は、オーストリアに貸し出し中で見られず、写真での対面でした。

1本の象牙から職人親子3代が100年にわたって彫り上げた直径12センチほどの24層構造の球体「彫象牙透花雲龍紋套球」は、25年前に仕事で訪れた際に見学し感動を覚えた1品です。

 

「彫象牙透花雲龍紋套球」は、透かし彫りの幾何学文様が施された24層の球体が各層自由に回転させることができ、人間業とは思えない象牙細工の傑作を再度観賞できてよかったです。

一通り観賞するには1日でも足りないでしょう。

(地図を見る)

 

台湾紀行「故宮博物院」正門から博物館を望む
正門から博物院を望む
台湾紀行「故宮博物院」正門の獅子像
正門近くの大きな獅子像
台湾紀行「故宮博物院」彫象牙透花雲龍紋套球
彫象牙透花雲龍紋套球
台湾紀行「故宮博物院」翠玉白菜
翠玉白菜

 

多くの霊を祭る「国民革命忠烈祠」(台北市)

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台北駅から北に2キロほどに位置する「国民革命忠烈祠(こくみんかくめいちゅうれつし)」は、名が示すように辛亥革命や日中戦争などで命を落とした33万人の霊を祭ってあるところで、軍人や戦士だけでなく、政治家や医師、その他国家に貢献した人も含まれています。

台北以外の主要都市にも忠烈祠はありますが、台北市の忠烈祠が規模や衛兵の行進する距離が最も長いことで知られており、1時間おきの交代式は衛兵の一糸乱れぬ行進が観光客の人気となっています。

 

衛兵は陸・海・空の3軍のエリート中のエリートから選ばれ、3軍が半年ごとに交代して行われます。それぞれ制服が異なり、訪れた日には海軍の黒色の制服の衛兵の交代式でした。

写真撮影(フラッシュはNG)も可能ですが、あくまでも英霊を祀る場所ですから、軽率な行動は慎みマナーを守ることが大切です。
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(地図を見る)

 

台湾台北市「国民革命忠烈祠」交代する衛兵
交代式に向かう衛兵
台湾台北市「国民革命忠烈祠」海軍所属の衛兵
海軍所属の衛兵
台湾台北市「国民革命忠烈祠」一糸乱れぬ衛兵の行進
一糸乱れぬ行進
台湾台北市「国民革命忠烈祠」衛兵前での記念撮影
衛兵前での記念撮影
台湾台北市「国民革命忠烈祠」衛兵行進に向かう
衛兵行進に向かう

 

台南の中心都市「高雄市」

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高雄市は台湾の南、熱帯地域に属し、台湾で最も気温の高い都市で、重工業が盛んで労働者が多いことで知られています。

今回は高雄市に2路線ある地下鉄の中で地下鉄駅の構造物の美しさで知られている「美麗島(ほうもうさ)」駅のご紹介と、若い人の間でデートスポットして人気のある「愛河河畔」の風景をご紹介します。
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<地下鉄・美麗島>

ポルトガル語で美しい島という「美麗島(ほうもうさ)」駅は、ステンドグラスアートの世界を表現して、世界で最も美しい駅ランキングで2位に輝いたことと、さらに5位に「中山公園駅」が選ばれ高雄市民の誇りの一つになっています。

ステンドグラスの光のドームはイタリアン芸術家の設計で、2本の柱を支柱とし「水・土・光・火」の四つのテーマで構成され、4500枚のステンドグラスで実現しています。

また、4つの出入り口の建築物は、日本人の建築家・高松伸氏によるデザインだそうです。台北市に比べ地下鉄利用者が少ないことが課題とのこと。

 

台湾高雄市「地下鉄・美麗島」空間を彩るステンドグラス
駅構内のステンドグラス光景
台湾高雄市「地下鉄・美麗島」空間を彩るステンドグラス
駅の天井に広がるステンドグラス

 

<愛河河畔>

「美麗島」駅からほど近い「愛河河畔」は、高雄市の西部を流れて高雄港に注ぐ愛河(日本統治時代は高雄川と呼ばれていました)の河畔です。

河岸は南国らしい深い緑に覆われ、その景観から若人のデートスポットとしても知られており、特に夜景はライトアップされた建物が川面に映り込み、美しい景観を醸し出します。遊覧船も出ていますので、川面からの景観も楽しむことができます。

付近には、高雄市立歴史博物館や台湾で指折りの教会建築とされる高雄天主堂などがありますので、時間のある方にはお勧めです。

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台湾高雄市「愛河河畔」花風景が続く河畔
花風景が続く河畔
台湾高雄市「愛河河畔」赤いランタンが映える河畔の散歩道
ランタンが映える河畔の散歩道
台湾高雄市「愛河河畔」花風景が心に残る愛河河畔
花風景が心に残る河畔

 

台湾最大の観光スポット「蓮池潭」「龍虎塔」

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「蓮池潭(れんちんたん)」・「龍虎塔(ほうせいたいてん)」は高雄市からタクシーで10分ほどの距離にある、日月潭、九分と並んで台湾の3大観光地の一つです。

日本の東武ワールドスクウェアの世界有名建築物102点の中で、台湾では台北の高層ビル「台北101」と「龍虎塔」の2点が選ばれているほどの有名観光スポットです。

 

「龍虎塔」を横から眺める岸辺に、台湾版の「くまもん」が鎮座していました。

「龍虎塔」のある高雄市と熊本市は姉妹都市ということが理由のようで、胸の白い部分が台湾は△、本家熊本は〇ということの違いだけということです。

 

蓮池潭の南に位置する龍虎塔は、あまりにも有名で解説は省略しますが、台湾では一番良い動物は龍、一番悪い動物は虎と信じられており、龍の口から入り、虎の口から出てくると、災いがなくなり、福が来るということのようです。

遊歩道を1周するには1時間以上かかりますが、蓮池潭の周辺には、孔子廟をはじめ、塔や廟、巨大な像など、さまざまな建築物があるので見学しながらの散策は時間の余裕をもって楽しみましょう。

 

訪れた時はハスの時期ではありませんでしたが、「蓮池潭」は、字のごとくハスの実でも有名で、スープ・デザートにも利用されているようです。

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台南市「蓮池潭(れんちんたん)」蓮池潭に浮かぶ五里亭
蓮池潭に浮かぶ五里亭
台南市「龍虎塔(ほうせいたいてん)」龍を前景に
龍虎塔
龍虎塔(ほうせいたいてん)」虎と龍虎塔
虎と龍虎塔
龍虎塔(ほうせいたいてん)」龍の口から入る
龍の口から入る
龍虎塔(ほうせいたいてん)」虎の口からの光景
虎の口から出て記念撮影

 

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