太鼓橋造る勇壮な「下田太鼓祭り」(下田市)

伊豆の情景 南伊豆

毎年8月14、15日に氏神である八幡神社の例祭として「下田太鼓祭り」が行われます。

下田八幡神社例大祭で、江戸時代二代下田奉行の今村伝四郎正長公の制定とされ、大坂夏の陣に大勝した徳川方の軍勢が、大阪城に入場した節の陣太鼓を模したものといわれています。

 

太鼓の練り歩きは、太鼓台の上にそれぞれ町会毎の人形が飾られた20台ほどの大太鼓が、笛や三味線、太鼓を打ち鳴らしながら一日中街中を練り歩きます。

祭の見どころは、榊、四神、矛などの飾りを付けた御道具といわれる小神輿を若衆4人で担ぎ、街中を威勢よく練り歩く中で、指定の場所で繰り広げる太鼓橋の圧巻でしょう。

 

太鼓橋は、9つの小神輿を綱でつなぎ、両端から若衆が総出で押し上げて、その勢いで弧を描いて橋を作るものです。見事な太鼓橋を描くのは余程難しいのか、成功率は高くないようです。

太鼓橋を描く前に見物客側に崩れて人々が慌てて逃げ散ることもあります。

 

下田太鼓祭りは地元下田の最大の祭りで、お盆と重なり、更に海水浴客等の観光客も加わり、下田近郊の旅館・ホテルは満室状態となります。

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下田市「下田太鼓祭り」大太鼓前の記念撮影
練り歩き前の大太鼓で記念撮影
下田市「下田太鼓祭り」小神輿の練り歩き
小神輿の練り歩き
下田市「下田太鼓祭り」若衆
一息つく若衆
下田市「下田太鼓祭り」祭り衣装の姉妹
お祭り装束の姉妹
お年寄りと童が神輿を先導
なまこ壁の前を行く祭り装束の童
下田市「下田太鼓祭り」ペリーロードを練り歩く
ペリーロード脇を練り歩く小神輿
下田市「下田太鼓祭り」小神輿を担ぐ若衆
真夏の炎天下に小神輿を担ぐ若衆
下田市「下田太鼓祭り」笑い顔の若衆
いい笑い顔です
下田市「下田太鼓祭り」小神輿と押し問答
玄関先で小神輿と押し問答
下田市「下田太鼓祭り」太鼓橋を作り始める
小神輿を合体しこれから太鼓橋を作る
下田市「下田太鼓祭り」太鼓橋の完成
太鼓橋の完成

 

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