「ねんきんネット」を活用しよう
日本年金機構が年金個人情報の提供を目的として「ねんきんネット」を開設しています
。
日本年金機構が自宅のパソコンで簡単に、毎月更新された年金加入記録や年金見込額などを確認できるように始めたサービスで、サービス開始から5年程経過し、昨年末で利用件数が400万件近くに達しています。
ネットやパソコンに不慣れな高齢者の利用は少ないと考えてしまいますが、以外にも利用者の約4割が60歳代以上だそうです。
現在、年金加入者には誕生月に年金定期便が送付され、過去1年の加入記録や支払保険料総額、加入期間に基づいた年金見込額などが分かるようになっていますが、それでも年金事務所などに相談に来られる方が多いのが現状です。
Q,ねんきんネットで確認できる内容は
「ねんきんネット」では、加入記録の確認以外にも、年金を受け取りながら働き続けた場合など、働き方に応じた年金見込み額が試算できるほか、国民年金保険料の後納や、追納した場合に年金額がいくら増えるかも確認できます。
その他、「年金振込通知書」や「源泉徴収票」など、年金の支払いに関する通知書もパソコンで確認することができます。
また、加入記録の「もれ」や「誤り」などの確認情報も通知されますので記録の確認も容易です。
Q,利用する場合の手続きは
利用手続きは簡単で、日本年金機構ホームページの「ねんきんネット」をクリックして「新規ご利用登録」で登録など行います。
(ねんきんネットURL http://www.nenkin.go.jp/n/www/n_net/
新規登録には①基礎年金番号、②氏名、③生年月日、④性別、⑤郵便番号、⑥住所、
⑦お客様設定パスワード、⑧秘密の質問と答え、⑨メールアドレス(フリーメールは不可)、⑩電話番号 が必要になります。
Q、利用できるのは何時頃からか
利用登録から5日程度でユーザーID・パスワードが発行され、ねんきんネットが利用できるようになります。
パソコンとメールアドレスをお持ちの方にはお勧めです。
昨年10月に被用者年金一元化法が施行され、共済組合期間のある方についても、見込額に反映されるようになりました。
遺族年金額等の試算サービスも追加されると、老後のライフプラン設計に便利になるのですが。
2018年11月19日