南伊豆の名産「ヒジキ」
「ヒジキ」は北海道から南西諸島まで広く分布するホンダワラ属の海藻で、波の荒い海岸近くの岩場に繁茂し、伊豆では4月頃にヒジキ採りが解禁されます。
南伊豆の磯場で採れるヒジキは南伊豆の名産として人気がありますが、今回は伊豆最南端の石廊崎近くのヒジキ販売店「見須商店」のご紹介です。
見須商店 | |
気さくなおかみさん | |
ご馳走になったところてん | |
店内の糸ヒジキの販売 |
ヒジキを食べると長生きすると古くから言われており、子供のころからヒジキの煮付けを良く食べていたことを思い出します。
実際に4月上旬頃にヒジキの解禁日があり、一斉に海岸の磯場に繁茂しているヒジキを採ったものでした。
ヒジキは「干ヒジキ」として販売されていますが、茎の部分と葉や芽のように出ている部分を分離して製品化していることが多いです。
ヒジキの細長い茎の部分を乾燥して販売されているものを「糸ヒジキ」、「茎ヒジキ」、「長ヒジキ」などと呼び、また芽の部分だけにしたものを「芽ヒジキ」、「姫ヒジキ」、「米ヒジキ」などと呼んでいるようです。
都心で販売しているのは「芽ヒジキ」が多いですね。
干しヒジキは水で戻してから醤油、砂糖などで煮て食べる「ヒジキの五目煮」が一般的ですが、ヒジキご飯や、サラダ、酢の物、てんぷら等幅広い食材として使われています。
ご紹介する南伊豆名産のヒジキは「糸ヒジキ」で、茎が太いですが煮ると柔らかく、食べると芳醇な磯の香りがし、やみつきになります。
南伊豆産の「糸ヒジキ」を販売している「見須商店」は、店内に小分けした「糸ヒジキ」を販売しているほか、下田から近い下賀茂の道の駅「下賀茂温泉湯の花」でも販売しています。
商品は大・中・小の量に分けた三種類ありますが、量が多いため毎日少しずつ食べても数か月は持つでしょう。
写真の見須商店のおかみさんは気さくの方で、写真の「ところてん」をサービスでごちそうになりました。
お店は石廊崎港の近くのため、下田から遠く南伊豆をぐるりと観光する場合には立ち寄れますが少し遠いですね。
「見須商店」
静岡県賀茂郡南伊豆町石廊崎240-1
☎:0558-65-0031
fax:0558-65―1248
2015年1月15日