把握していますか「年金見込額」

未分類

老後の生活資金を支える公的年金ですが、50歳代後半の男性会社員の約4割が年金の見込額を把握していないことが調査(※)で分かったとのことです。
(※ダイヤ高齢社会研究財団:55歳~60歳の約300人を対象)

 

年金見込額は、日本年金機構から誕生日に送られる「年金定期便」で確認できますが、内容が理解できないのか、関心がないのか4割という数字は大きいですね。

また、退職金の額を把握していない人の割合も3割近い数字となっています。

 

50歳後半での老後資金の確認は、老後資金不足の場合の対処方法が限られ遅いと思われます。

ゆとりある老後生活とまではいかないまでも、不安のない老後生活を送るには遅くとも50歳代前半くらいから老後のマネープランの確認が必要です。

 

福利厚生の進んだ企業では、50歳前後から退職後のライフプランをテーマに研修を行っています。

退職後のマネープランや趣味などの生きがいを確認するもので、この時に対象者の年金見込額を年金事務所に問い合わせて老後資金の確認をします。

 

令和1年の「老後生活2000万円」問題により老後の生活資金への関心が高まったことは良かったと思います。

同財団の調査では、年金見込額を把握している人は、老後の安心感が高い傾向が見られたのことです。

年金定期便が見当たらない人は、日本年金機構の「ねんきんネット」で何時でも確認できます。

« »