桜風景映える神奈川の名園・公園三景
神奈川には桜風景が映える名園・公園が幾つかありますが、この中で「三渓園」「三ッ池公園」「小田原城跡公園」の三景の花風景をご紹介します。
<三重塔を背景にした桜風景の「三渓園」>(横浜市)
大池にシンボルの三重塔が映える開園110年の「三渓園」は、明治から大正時代に財をなした横浜の実業家(原家)が造り上げた5万坪余りの国指定名勝の日本庭園です。
三渓園は原家の私庭内の古建築と、京都から移築された室町時代の建築物などがあり、花観賞以外にも歴史の面影を感じることができる人気のスポットです。
春の観梅から秋の紅葉まで、年間を通して移り変わる季節の花風景が楽しめます。特にパンフレットの表紙にも掲載された桜風景は一見の価値ありです。
大池に映える桜も見事ですが、特に三重塔を背景にした桜風景は写真マニアの人気の撮影ポイントになっています。
横浜市中区本牧三之谷58-1(地図)
交通:横浜駅東口2番のりば(市バス8・148系統で35分)、本牧三渓園前下車徒歩3分
大池に映り込む桜 | |
横笛庵近くの花風景 | |
桜越しの三重塔 |
<さくら名所100選にも選ばれた「三ッ池公園」> (横浜市)
日本の「さくら名所100選」にも選ばれている神奈川県の「三ッ池公園」は、名前の通りに三つの池を有する公園です。
樹林に囲まれた三ッ池公園は、野球場やテニスコート、プールなどの施設を有した総合公園となっています。
三ッ池公園の桜は78種約1600本が植樹され、時期をずらして咲く桜風景が長く楽しめる公園としても知られており、桜は池の周りのほかに、丘の傾斜地にも多くの桜が見られ、自然林の中を桜風景を見ながら散策することができます。
桜の散りかけた頃に訪れて、池に浮かぶ花筏を楽しむのもいいですね。
桜の池端で憩う老夫婦 | |
池に映える桜風景 | |
桜散る池に群れる野鳥 | |
桜散る池端の風景 | |
桜風景に羽を休めるカワウ | |
桜大樹の下の乙女 |
<城郭に映える桜風景「小田原城跡公園」(小田原市)>
訪れた日は、季節外れの暑さが続いており、桜の開花が1週間から10日早く、各地で桜祭り期間の繰り上げ開催が行われた年でしたが、幸いにも花びらが散り始めた満開の桜風景を楽しむことができました。
小田原城は小田原北条氏の居城でしたが、明治3年に廃城となり、ほとんどの建物は解体され、石垣も大正12年(1923)の関東大震災によりことごとく崩れ落ちてしまいました。
現在の小田原城跡は、本丸を中心に「城址公園」として整備され、天守閣等も復興し市民の憩いの場として親しまれています。
「日本さくら名所100選」に選ばれただけあり、小田原城天守閣やお堀などを背景に、約300本のソメイヨシノとお城との光景は一見の価値ありです。
小田原は蒲鉾や梅干しの産地として知られています、駅前に点在するお土産店をのぞいてみるのもよいでしょう。
桜越しに城を見上げる | |
お城正面の桜風景 | |
桜に浮かぶお城 | |
枝垂れ桜の幼児 | |
お堀の桜風景 | |
お堀に映える紅白の桜 | |
桜のキャンバスに浮かぶお城 |
2020年3月29日