伊豆の情景 東伊豆
「城ヶ崎海岸」は、4000年前の噴火で溶岩が流れ、2kmにおよぶ荒々しい海岸線が形成されました。この海岸線の一角に作られた吊り橋が、観光スポットとして広く知られるようになりました。
城ヶ崎海岸の吊り橋は、長さ48m、高さ23mもあり、打ち寄せる荒波を下に眺めて渡るスリルは格別です。
この吊り橋を中心とした一帯が観光スポットの中心ですが「城ケ島ピクニカルコース」や「城ケ崎自然研究路」の遊歩道の散策もお勧めです。
城ケ崎を一躍有名にした歌で、星野哲郎作詞、伊東市出身の関野幾生が作曲した「城ケ崎ブルース」がありますが、吊り橋完成時期にレコード会社から発売されヒットしたそうです。
1月初旬に、吊り橋に朝日が昇る光景が見られるようで、一度撮ってみたいと思っています。
(地図を見る)
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南に続く荒々しい海岸線 |
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つり橋近くの切り立つ断崖 |
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高さ28メートルのつり橋 |
2014年6月24日
伊豆の情景 東伊豆
伊豆稲取温泉では、1月末から3月末までの2か月間、桃の節句を祝い「雛のつるし飾り」のイベント行事が行われます。
この風習は、江戸時代後期から伊豆稲取地方の風習として根付き、長女の初節句に無病息災、良縁を祈願し始められたものです。名称のいわれはいろいろあるようですが、稲取の人は「ツルシ」と呼んでいたそうです。
観光化により「雛のつるし飾り」と呼ばれるようになり、また縁起をかつぎ「つるし」を「吊るし」と呼ばないようにしています。
つるし飾りは、直径30㎝ほどのさげわに170㎝ほどの長さでつるされ、飾りの数は3,5・・・のように奇数で組み上げられます。
桃(長寿)、猿っこ(魔除け)、三角(薬袋、香袋)をベースに50種の細工があるそうです。今では、模造品排除のため品質基準を設けて(「稲取ももの会」表示など)制作しており、確認しての購入をお勧めします。
つるし飾りは数か所で見られますが、写真のつるし飾りは「文化公園 雛の館」の展示の一部を撮ったものです。それぞれ展示内容が異なりますので、時間のある方は回ってみるのもよいでしょう。
(地図を見る)
2014年3月18日