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参院選前にマスコミを巻き込んだ論争「年金以外に必要な老後資金2000万円」は、選挙後に早くも下火になりましたね。
老後に受ける標準世帯の受給年金額に関しては、以前から厚生労働省が発表しており、これを受けて不足分の老後資金をいかに確保するかは、金融機関やライフプラン関連業界より提案されてきて、今に始まった問題ではありません。
年金以外の老後資金の不足額の調査は、1991年から行われており、この時も月に約4万円の赤字との数字がでています。
今回は金融庁の報告書の中の2000万円という数字だけが独り歩きし、野党やマスコミが不安をあおる形になりました。
この2000万円も老後生活の質により大きく変わるもので、ゆとりのある生活を送る場合はそれ以上の老後資金が必要になります。
ライフプラン相談にも携わる者として、今回の“騒動”はなにをいまさらという感じがします。
年金制度は年金保険料という収入と、年金給付という支出のバランスで成り立ち、年金給付には国が一部補てんをしています。
少子高齢化が進む中、年金保険料を支払う世代の減少と、年金受給世代の増加のなかで
、社会保障制度の根幹部分を占めている年金制度は大きな曲がり角に来ています。
年金財源確保の具体案を提示せず、年金額増額を約束するような一部の政治家の無責任な言動には違和感を覚えます。
年金制度への不信・不安を軽減するためにも活発な議論と、分かりやすい説明が必要でしょう。
安定した老後生活を考えるには、早い時期から年金以外の資産形成を考えることが重要で、今後ますます厳しくなる国の年金財政を考えると、その重要度は増してきます。
今回の騒動の影響を受けて、資産形成の関心が高まり、セミナーへの参加人員の増加
や、検索エンジンでの資産形成の検索回数も3倍ほど増えたそうです。
2019年8月4日
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良く知られている東北三大祭りの一つ「青森ねぶた祭り」は、「夜ねぶた」と「昼ねぶた」があります。
夜ねぶたの美しさにはかないませんが
、ねぶたの山車や踊り子などの表情が良く見える昼ねぶたの見学も楽しいものです。
最終日の夜開催される「ねぶた海上運航」と青森花火大会も見逃したくない圧巻のイベントの一つですね。
1万発の花火の打ち上げと同時間に行われる「ねぶた海上運航」は、各賞に輝いた6台のねぶたが、それぞれ大きな台船に乗せられ、お囃子と共に青森港を運行します。
近くには、飛鳥などの大型客船が寄港しており、客船からの寄付による花火の打ち上げ時には、汽笛の伴奏もあり面白い趣向を楽しむことができます。
2019年8月1日
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「石垣島」「西表島」などの八重山諸島の一つ「竹富島」は、石垣島と西表島の間に位置する小さな島です。
八重山諸島の中でも最も人気のある竹富島は、古き良き八重山諸島の家並みが残されている島です。
生活道路には、サンゴ礁を砕いた白い砂が敷き詰められており、南国の太陽に照らされて白く輝き、ハイビスカスとのコントラストの景観が美しい島です。
また、島には「コンドイビーチ」という白砂の遠浅のビーチがあり、南国の情緒を味わうことができます。
掲載写真はコンドイビーチの風景です。
2019年7月1日
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人生100歳時代の背景と、政府の年金70歳受給の議論を受け、今まで関心の少なかった老齢年金の「繰り下げ制度」への関心が高まってきました。
老後の生活を支える公的年金は、65歳からの老齢基礎年金と厚生年金加入者が受ける老齢厚生年金(注)があります。
(注:65歳前は生年月日で支給年齢が異なる特別支給の老齢厚生年金、65歳からかは老齢厚生年金となります)
老齢基礎年金は本来65歳から受給できますが、66歳以降70歳までに請求を遅らせ、増額された年金を受け取ることができる「繰り下げ制度」を利用することもできます。
<繰り下げ制度利用による年金増額率>
年金増額率=0.7%×(65歳に達した月から繰下げ申出月の前月までの月数)
70歳で繰り下げの申し出をした場合は、65歳時の年金額に42%増額した年金額が
終身まで受給できることになります。
70歳で繰り下げ受給(42%増額された年金額)した場合、年金受給累積額で考えると、おおよそ82歳以降(81歳11カ月)で繰り下げ制度利用者の年金受給累積額が
、65歳請求者に比べて多くなります。
このため、82歳以降長生きすればするほどにお得な制度ということになります。
66歳以降、いずれの月に繰り下げを申し込んでも、11年11カ月後に繰り下げ制度利用者の年金受給総額の方が多くなっていきます。
繰り下げ制度の利用は、66歳以降70歳まで、月単位で申込できます。
<注意すべきこと>
65歳時点から受給できる振替加算額には、繰り下げ制度利用による加算は適用されないことと、繰り下げ制度申請まで振替加算額は支給されませんので注意が必要です。
65歳前に送られてくる年金請求書が届いた時点で、年金事務所などで相談してみましょう。
振替加算額を加味した繰り下げ年金額等の比較データを出してくれますで、年金受給総額などを比較して判断しましょう。
繰り下げ制度を利用しない理由として、65歳以後の経済的な余裕がない、年金受給総額の反転が12年後となるための長生きリスクへの不安が大きな要因となっています。
現在、繰り下げ制度を利用する人は数%と少ない状況ですが、今後平均余命が伸びて人生100年時代が現実味を帯びてくると、繰り下げ制度利用者の増加も考えられます。
2019年6月18日
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