夕日に染まる山門「南禅寺」
臨済宗南禅寺派大本山の「南禅寺」は、京都五山および鎌倉五山の上におかれる別格扱いの寺院です。
日本の全ての禅寺の中で最も高い格式をもつ寺院で、「三門」からの景観、国宝の「方丈」と方丈庭園が観光ポイントですが、境内にある「水路閣(すいろかく)」のエキゾチックなレンガ造りの疎水橋もぜひ見ておきたい観光スポットです。
三門は高さ22メートルで別名「天下龍門」と呼ばれ、日本三大山門の一つに数えられていますが、現在の門は、1628年に大坂夏の陣に倒れた戦没者を弔うために藤堂高虎が再建したものです。
国宝の大方丈と小方丈、方丈庭園は、入場者の長い列が続き時間の関係であきらめましたが、ぜひ見ておきたいポイントです。狩野深霊が襖に描いた「水飲み虎」が有名です。
水路閣は明治21年に建設され、美しいアーチを描く全長93メートルの橋で、琵琶湖疎水を流す水道橋で、現在でも水を運ぶ疎水として利用されており、京都の代表的な風景の一つに数えられています。
三門脇で三門を見上げている時、観光客の列が一瞬途切れたと同時に、振り袖姿の女性が三門に駆け込む瞬間を、運よく撮影することが出来ました。三門に日が射して輝いている時で、3つの条件が揃った写真が撮れました。
※写真をクリックすると拡大した写真がご覧になれます。
紅葉の三門 | |
日本三大山門の一つ南禅寺三門 | |
境内の紅葉風景 | |
本坊脇の紅葉風景 | |
紅葉に彩られた水路閣 | |
夕日に赤く染まる三門と振り袖姿の女性 |
2016年3月7日