ぶらり旅・播磨・北近畿紀行「竹田城跡」
兵庫県朝来市にある「竹田城跡」は山城遺跡で、山城遺跡としては完存する遺構としては珍しく、虎が伏せているように見えることから「虎臥城(とらふせじょう・こがじょう)」とも呼ばれ、国の史跡に指定されています。
竹田城跡がある古城山を望む | |
雲海に浮かぶ竹田城跡(イメージ) | |
竹田城跡から市街を望む | |
南二の丸から天守台を望む | |
南千畳から南二の丸を望む | |
二の丸跡地から天守台を望む |
竹田城は1443年に完成し、播磨・丹波・但馬の交通上の要塞として、羽柴秀長や赤松広秀など戦国時代の城主を経て、1600年の関ヶ原の役後廃城の歴史をたどっています。
廃城から400年余り経っていますが、石垣がほぼそのままの状態で残っており、現存する山城として日本屈指の規模といわれています。
標高353mの古城山の山頂に築かれ、縄張りは南北400m、東西100mで、天守閣をほぼ中央に配置し、本丸、二の丸、三の丸等が築かれていました。
この竹田城跡は、秋から冬にかけての良く晴れた早朝に朝霧が発生することがあり、この雲海に包まれた姿や竹田城から見下ろす風景は、天空に浮かぶ城を思わせ、「天空の城」や「日本のマチュピチュ」とも呼ばれるようになりました。
この幻想的な風景が、マスコミや写真雑誌に掲載されるようになり、一目見ようと大勢の人々が訪れるようになりましたが、雲海が発生するのは晩秋からのほんの一時期の数回程度で、ほとんどの方は目にすることがないようです。
掲載写真は初夏の晴れた日の竹田城跡の風景です。
竹田城跡は、時代劇の撮影には適しているようで、影武者、天と地や、最近では軍師管兵衛のロケーション地として使用されています。
この日は城崎温泉泊まり。
日本海に面した古くからある外湯が有名な温泉地で、6つある外湯のうち、数軒の外湯を堪能しました。
宿の温泉よりは外湯へと、下駄をからげて出かける宿泊客の中に、下駄に浴衣姿の外国人も多く見られ国際色豊かな温泉地です。
2015年7月5日