創業安政6年のそば処「上野蓮玉庵」(台東区)
「蓮玉庵」は、不忍池近くの二階建ての木造建物で、看板も外観も昔風の面影を残し、内部は壁や床には御影石を用い、壁には数百年前のものと思われるそばちょこが並んでおり楽しませてくれる。
創業は安政6年(1859年)と言われており7代目が暖簾を引き継いでいるということで、お客には小説家や永六輔氏なども訪れており、今は鈴本演芸場が近いこともあり噺家も多いようです。
そばは、少し太めでコシがあり、そばつゆは太めのそばに合う濃いめのつゆ。今回は名物の「古式そば」(写真)を注文。
古式そばは、昔のせいろに似た三段重ねで、2枚にはせいろそばが盛られ、残り一枚にユズやゴマなどの季節ごとの変わりそばが盛られ、今回はわさびそばでした。
お昼にお邪魔したとき、4人ほどのお年寄りが板わさを肴に菊水の 冷酒を楽しんでいましたね。ご近所のご老人と思いますが、お馴染みさんのようです。
東京都台東区上野2-8-7
☎03-3835-1594
定休日:月曜
昔風の面影を残すお店の入口 | |
名物の「古式そば」 |
2018年9月29日