早めの備え「家の修繕費」
持家のある人が避けて通れないのが将来のリフォームでしょう。
雨漏り防止などの最低限の修繕だけでもかなりの費用がかかります。
どの部分に、いつ、どんな修理が必要なのかを知ることと、それぞれの耐用年数も把握した長期的な資金準備が必要です。
Q,リフォームが必要な個所は
リフォームというと、間取りの変更やバリアフリー化などを思い浮かべますが、建物の寿命を左右する外壁工事などの基礎的修繕の方が、より頻繁に修繕が必要となり費用がかかります。
<戸建て住宅では主に下記の修繕が必要になります>
①外壁、屋根の修繕と塗り替え(10~20年ごとで塗り替え)
②バルコニーなどの修繕(15年ごと)
③給湯器の交換等(5~7年ごと)
④シロアリ対策(10年ごと) など
上記の項目だけで、築30年位の木造・延べ床面積100平方メートルの家でも500万円位の費用が目安といわれています。
Q,リフォーム費用の見積もり方法は
リフォーム費用を見積もる場合は、複数の業者から見積もりをとる方法がありますが、
より正確に確認したい場合は、先ず専門の住宅診断士「ホームインスペクター」に診断をお願いし、この診断を基に複数業者からの見積もりを突き合わせる方法があります。
診断士への費用は5~10万円位といわれますが、高額な修理費用・安全性を考慮すると、診断費用を支払ってもなお得することが多いと聞いています。
Q,足りないリフォーム費用をまかなう方法は
住宅ローンンを抱える中で、修繕費用を賄うのは大変です。自己資金でまかなえない場合、ローンを利用する方法があります。
各金融機関ではリフォームローンの取り扱いもしており、無担保、有担保などの条件により見積もりができます。
購入時の住宅ローンンの返済が残っている場合は、借りた銀行からリフォーム用に追加融資を受ければ、金利などで優遇される場合があります。
2020年9月11日