小雨煙る幻想的な「四万十川遊覧」(高知県)
小雨煙る中の「四万十川」遊覧は、幻想的で印象に残る旅となりました。
遊覧船乗場から下流の沈下橋をくぐり抜け、2キロ上流までさかのぼる遊覧は、小雨に煙る山間の風景を背景にして、水墨画の世界を想像させる世界でした。
四万十川といえば洪水にも耐える沈下橋が知られていますが、この沈下橋は昭和10年から57年まで作られており、実際には何本作られたか分かっていないようです。
現在は、高知県の公式発表によると、196キロの四万十川で本流に22本、支流含めて48本あるということです。
沈下橋が沈むほどの洪水は毎年必ずあるそうで、少ない年で年1~2回、多い年は10回くらいあるようです。
橋が沈むことは日常的なことで、地元の人はあまり驚かないそうですが、沈みかけた橋の写真を撮りたいと訪れる人が多いとのことです。
NHKが四万十川の自然を放送してから観光客が増加し、13もの新規ホテルが建ち、その経済的な効果は大きいようです。
四万十川流域の木が炭焼きのために伐採されたことにより、木立が少なく紅葉の風景は望めないということでしたが、人の手が加わらない何もない自然が一番の魅力ということのようです。
(地図を見る)
小雨に煙る水墨画の光景 | |
霧に霞む四万十川の上流 | |
砂洲に舫う釣り船 | |
沈下橋を見上げる | |
霧雨の中、沈下橋を渡る | |
船着き場 |
2021年6月13日