「人生のお金の準備」は３段階で
人生には「住宅ローン」「教育費」「老後資金」の３つの「お金のハードル」があります。このハードルをうまく飛び越えるにはどうすればよいか考えてみましょう。
Q,住宅ローンのハードルを越えるには
３０代で子供ができたのを機に、マイホームを３５年ローンで購入した場合、ローンの返済をどのように考えたらよいのでしょうか。
子供の教育費の準備に入る前の４０歳代前半までに、住宅ローンの繰上げ返済に努力しローン残高を減らすことに専念することがポイントです。
目標としては６０歳前半までに住宅ローンの返済を終わらせることを目標にします。
Q,教育資金の準備時期は
住宅ローン繰上げ返済に専念し、当初の目標が見えてきた４０歳中頃から子供の教育費を貯めることに注力します。
この頃になると子供の手が離れ、妻も働けるようになりますので、稼いだお金は貯金するようにし、子供が大学に入るまでに１人当たり３００万円を目標にします。
残りは奨学金やアルバイトで対応できるでしょう。
Q,老後資金は何時から準備するか
教育費の準備が出来、子供が大学に入った後は、今まで教育費として貯めていた分を自分たちの老後資金として貯金すれば、年間１００万～２００万円は貯金に回すことが可能となるでしょう。
６０歳からは収入が減るでしょうが、住宅ローンの支払いが終了しており、妻も継続して働いている場合には、年間まとまった貯金が可能になります。
６５歳時点で、１０００万～２０００万の貯蓄ができれば、これに退職金を合わることで年金生活に入ることは可能です。
若い時から老後が心配と個人年金等に加入し、月々数万円単位の保険料を支払い準備する方法もありますが、インフレで３０年後、４０年後のお金の価値が低くなっていることもあります。
手堅いステップでお金の３つのハードルを確実に超えることも一つの堅実な方法です。
2018年6月24日
