「相続財産」残す人が気配りを

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夫婦間、親子間でもお金や相続の話はしにくいですね。

残された子供や配偶者が相続財産の名義変更や税金の申告など、相続手続きで思わぬ苦労をするケースが多いです。

 

GUM05_CL09031_burogu_br実際、相続手続きの相談の中でこの相続財産の把握と整理に一番時間を有します。この整理が出来ている場合、後の手続きは比較的容易にできるものです。

もちろん、争族にならない相続に限られますが。遺言書の形で残しておくのもよいでしょう。

 

Q,相続財産整理のポイントは

まず財産がどこにいくらあるか、残す者がきちんと管理・整理しておくこと必要です。

預貯金等は口座数を整理し、金融機関を絞り込んでおく方法もあります。口座数が多いと相続手続きが大変になります。

比較的身近な預金通帳等は、遺品整理の過程で判明することが多いですが、有価証券やゴルフ会員権などは、見つからない場合は確認する手立てがありません。

 

株に興味を持っていたかなど、日常会話の中から手繰り寄せることになります。

相続財産が把握でき相続人が決まれば、遺産分割協議書が作成でき、預金や不動産、株式などの相続財産の名義書き換えや換金、相続税の申告に進むことができます。

 

<相続財産の記録例>

記録すべき項目(※は調べるもの)

不動産 所在・種類・面積など
※不動産登記事項証明書、固定資産税都市計画税
の納税通知書
預貯金 金融機関名・支店名・口座番号。金額
※預貯金通帳
有価証券 種類・数量
※残高報告書
保険 保険会社名・保険証券番号
※保険証券

 

その他、相続手続きで問題となるのが相続人を確定する場合に必要となる戸籍謄本の確認です。

数世代前まで遡る法定相続人の確認は、その該当する相続人の戸籍謄本が必要で、場合によっては他府県の市区町村から戸籍謄本を取寄せることになります。

 

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