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更科系の老舗「永坂更科布屋太兵衛」(港区)

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「永坂更科 布屋太兵衛」は、地下鉄「麻布十番」に近い麻布十番商店街に面した場所にあり、場所柄か、そばをすする(飲み込む)外国人も見かけます。

「永坂更科 布屋太兵衛」は220年前の寛政のはじめに、初代が麻布永坂に信州更科蕎麦処の看板を掲げたのが始まりといわれる更科系の老舗の蕎麦店。

 

看板の更科そばは、そばの甘皮を取り除き、芯の部分だけを使った贅沢なそばで、上品でのど越しがよく、御前そばとして提供。

北海道産そば粉を使用しており、更科粉に季節ものを加えた抹茶そばなどの季節そばも楽しめ、それぞれのそばに合わせ甘汁と辛汁の二種類のつゆが出されます。

☎03-3585-1676
港区麻布十番1-8-7
営業時間:11時~21時
定休日:なし

 

東京都港区蕎麦店「永坂更科 布屋太兵衛」
現代的なお店の正面
天ぷら付き生粉そばと更科の二色そば

 

深大寺のそば処「玉乃屋」(調布市)

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調布市の深大寺といえば「深大寺そば」が有名ですが、今回は神代植物園近くの木立に囲まれた風情のあるそば処「玉乃屋」のご紹介です。

木漏れ日が漏れる屋外席は、毛氈が敷かれた席が用意されており、武蔵野の自然を楽しみながらおそばがいただけます。

 

昭和30年代から深大寺でお店を続けてきた老舗のそば屋さんで、石臼で挽いた自家製そばを打って提供しており、「ニ八せいろ」や「十割の細打ちせいろ」など、多くの蕎麦メニューが用意されています。

新そばの季節になると「深大寺そばまつり」が開催され、20店を超えるお店が参加します。

調布市深大寺元町5-11-3
京王線調布駅からバスで15分ほど

電話:042-485-0303
営業:9:30~16:30
定休日:月曜日(神代植物公園の休園日)

 

調布市深大寺蕎麦店「玉乃屋」
木立に囲まれたお店
調布市深大寺蕎麦店「玉乃屋」店内
開放感のある店内
調布市深大寺蕎麦店「玉乃屋」店内での蕎麦打ち
店内でのそば打ち
調布市深大寺蕎麦店「玉乃屋」二八の天ざる
二八の天ざる

 

更科そばの名店「総本家 更科堀井」(港区)

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麻布十番商店街の蕎麦の名店「総本家 更科堀井」の創業は、寛政元年(1789年)創業で、現在九代目が継いでいる。

「更科(さらしな)」とあるように、そばの実からわずかに15%しか取れない芯だけを使った雪のように白いそばです。

 

つややかで透明感があり、ほのかな甘みがあり、軽い食感が特徴。さらしなを打つ場合は、二八そばや十割そばと違って粘着性が弱いため、そばを打つのに一工夫が必要。

透明感があり白いそばのため、このさらしなに季節の物(ゆず、クチナシ、抹茶など)を練り込んだそばを作ることができます。

 

更科堀井の名物の一つになっており、「季節の代わりそば」として提供。その他、十割そばの「太打ち」、「もり」などがあります。

☎03-3403-3401
東京都港区元麻布3-11-4
定休日 水曜

 

東京都港区蕎麦店「総本家 更科堀井」
間口の広い店構え
そばの味が楽しめるもりそば

 

明治5年創業の「虎ノ門砂場本店」(港区)

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明治5年創業の風情ある建物の「虎ノ門砂場本店」は、砂場発祥の地である大阪を店名に挙げ、「大阪屋砂場本店」と店名を掲げる老舗のお店です。

写真のようにお店の構えは、都の文化財にもなっている大正期の建物で、お店の中もその風情が感じられます。

 

お品書きの表紙は、同店のルーツである「和泉屋」を描いた図柄だそうです。

蕎麦は細麺で、ニ八そばより香りの高い「外二」を使っており、つゆは若干甘めに仕上がっていますが、細麺そばによく合います。この日は少し奮発して「アナゴせいろ」をいただきました。

 

お酒の種類も豊富で、20種類近い焼酎と、それ以上の種類の日本酒が用意されており、そば好き酒好きにはうれしいお店です。

東京都港区虎ノ門1-10-6(地図)
東京メトロ虎ノ門駅より徒歩3分

☎03-3501-9661
営業:月・火 11時~22時
水・木・金 11時~21時
土曜 11時~15時
定休日:日曜・祝日・第三土曜日

 

東京都港区蕎麦店「虎ノ門砂場本店」
風情のあるお店の入口
「和泉屋」を描いた図柄のお品書き
東京都港区蕎麦店「虎ノ門砂場本店」アナゴせいろ
アナゴせいろ

 

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