新設助成金「男性の育休助成金」

平成28年度新設予定の助成金情報です。

FE019_L_1 平成28年度から5年間の限定措置として、男性の育休に助成金が新設される予定です。

厚生労働省の調べでは、約3割の男性が育休を取得したいと答える一方、実際の取得率は2.3%(平成26年度)にとどまっています。

男性が育休しやすい環境を整えることで、出産後の女性の就業継続や少子化対策につなげることが目的です。

 

Q,新設が予定される助成金の内容は
新たに設けられる「出生時両立支援助成金(仮)」は、過去3年以内に男性の育休取得者がいなかった企業が対象になります。

配偶者の出産から8週間以内に中小企業で5日以内、大企業で2週間以上の育休を取ることが条件です。また1企業につき年度で1人を限度とし、助成金は5年間の限定措置となる予定です。

また、1企業につき年度で5人分までを限度とし、助成金は5年間の限定措置となる予定です。

 

Q,助成される金額は
1人目の取得者で中小企業は60万円、大企業は30万円が予定されています。

2人〜5人までは、中小企業、大企業ともに1人当たり15万円です。
最大助成金額は、中小企業が120万円、大企業が90万円となっており、中小企業に配慮した内容になっています。

その他、助成金の支給には、取得しやすい雰囲気の醸成を企業が行うことなどの付帯要件が考えられています。

 

Q,何時から施行されるのか
3月末めどに雇用保険法施行規則を改正し、4月施行を目指しています。

中小企業向けの助成金として、育休社員が育休から復帰すると、1人当たり50万円の助成も盛り込まれる予定です。

 

新設助成金の内容が確定次第、別途ご紹介したいと思います。