赤く染まる富士と赤壁「千貫門」(松崎町)
「千貫門」は、松崎町雲見温泉の近くにある景勝地で、烏帽子山と並んで独特の海岸を形作っています。
千貫門や烏帽子山は、かつて海底火山の地下にあったマグマの通り道が地上に姿を現したもので、以前に当ブログでご紹介した「黄金崎」の形成と似ているようです。
千貫門は、岩の中央部が波の浸食で削られて出来たトンネル(海食洞)があり、巨大な門に見えるその姿は、烏帽子山山頂にある浅間神社の門に見立てられて、見る価値が千貫文にも値するということが名前の由来のようです。
雄大な海岸線美を見せる千貫門の夕景は、夕日が海岸の岩肌の赤みを一層増し、見事な夕景を見せてくれます。
中央部が大きくくりぬかれた千貫門の洞窟を、夕日が貫き海岸に赤い光線を映し出しているのをが見ることができます。
撮影には荒れた海に冠雪の富士山が望める気象条件が良く、晩秋の晴れた日が良いでしょう。写真の中の一枚は、地元写真家のアドバイスで、日没まで待機し撮ったものです。
雲見温泉からの浮き富士 | |
荒れた駿河湾と千貫門 | |
夕日に薄く染まる富士 | |
夕日に染まる千貫門 |
2015年11月16日