現役世代が加入できる「個人型確定拠出年金制度」

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1月からすべての現役世代が加入できる個人型確定拠出年金(愛称:iDeCo イデコ)の申込の受付が各金融機関等で始まっています。

 

gum05_cl09050_burogu今回改正された個人型確定拠出年金は
、従来加入できなかった専業主婦や公務員等も加入できるようになり、これですべての現役世代が加入できるようになりました。

公的年金の補完制度としての個人型確定拠出年金の魅力は、なんといっても有利な「税制優遇措置」が設けられていることです。

 

Q,税制優遇の内容は

この税制優遇措置は以下の3段階に分けて適用されます。

①毎月の掛金は全額が所得控除対象となり、所得税や住民税が軽減されます。
②積立金の運用中の利益が非課税扱いとなることです。
(通常は、運用益に20.315%の税金がかかります)
③受け取るときの税制優遇措置として、年金で受け取るときは公的年金控除が適用され、一時金で受け取るときは退職所得控除が適用されます。

 

Q,毎月の掛け金額の上限はあるのか

毎月の掛け金の上限額は加入者に応じて異なりますが、専業主婦の場合は2万3千円、公務員の場合は1万2千円です。自営業者が6万8千円と掛金の上限がもっとも高くなります。

掛金額は決められた上限まで、月5千円から1千円単位で増やすことができます。

 

Q,注意すべきことは

個人型確定拠出年金は、60歳以降に年金か一時金で受け取る老後資金の確保が目的で、加入できる60歳まで掛金の引き出しができないことに注意しましょう。

掛け金の運用は元本確保型の運用(※)もありますが、元本保証のない投資信託などで運用した場合は、積立金が目減りしてしまうリスクがあることも理解する必要があります。(※:元本確保型の運用が出来ないNISAと比べ、安全運用も可能です)

 

この制度をうまく活用すれば、受け取る60歳までの間に、受けた税制優遇分の金額が積み上がり、かなりの効果が期待できます。

改正された個人型確定拠出年金の詳細な内容に関しては、別途運用していますホームページ「http://kanazashi.net/」で掲載しています。

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