ススキ野輝く「細野高原」(東伊豆町)
東伊豆町稲取に近い「細野高原」のススキ野原は、標高400メートルから800メートルの三筋山まで拡がる125ヘクタールのススキ野原で、箱根仙石原のススキ野原の7倍ほどの広さがあります。
細野高原からは伊豆七島の大半が、また山頂付近からは眼下に稲取の町を、遠くは下田に続く河津などが遠望できます。
昔はカヤ(ススキ)を茅葺き屋根に利用したり、農耕用牛馬の飼料にしたりと利用価値が多かったのですが、現在はほとんど利用されていません。
稲取では数百年来、草原を維持するために毎年山焼き行い、カヤを利用しない今でも草原の維持を図っています。
草原を保つために毎年行われている山焼きの見学は、以前は近場での見学が可能だったようですが、現在は安全を考えて立ち入り禁止とのことです。
散策には、駐車場から山頂近くまで専用送迎マイクロバス(入園料に含まれており無料)を利用し、山頂からススキ野原の光景を眺めながら山道を下るのが楽です。
三筋山山頂から稲取方面を望む | |
細野高原裾野から三筋山を望む | |
細野高原中腹 | |
ススキの収穫作業 | |
細野高原の裾野の一風景 | |
赤く色づいた草を前景に輝くススキ原 |
2015年10月14日