ぶらり旅・播磨・北近畿紀行「出石町」
兵庫県富岡市の「出石町」は、「出石(いずし)皿そば」で知られる出石町は、但馬の小京都としても知られています。
出石城跡から出石町を望む | |
出石城跡 | |
蜃気楼脇の掘りに鯉が泳ぐ | |
昔の面影を残す出石町の町並み | |
桂小五郎潜居跡 | |
赤い土壁を残す出石酒造の酒蔵 | |
出石酒造の店内入口 | |
出石皿そば(写真は3皿) |
出石町の名物「出石皿そば」は、出石町を中心に食されている郷土料理です。
店舗では通常1人前5皿程度で供されますが、1皿に盛られたそばの量は2~3口程度で、追加がほしくなります。
そばは、実を丸引きし茶褐色のそばで、薬味は通常の薬味の他にトロロや生卵等が出されます。
出石町は但馬の小京都とも言われているように、出石城跡など昔をしのぶ建物が点在しています。
写真の「蜃気楼」は、明治4年に旧三の丸大手門脇の櫓台に建設された鼓楼で、当時は1時間ごとに太鼓で時を告げていたようです。
現在は時計台として親しまれています。
「桂小五郎潜居跡」は、蛤御門の戦いで敗れた後に出石に潜み、営んでいた廣江屋後に記念碑として残されています。
写真の酒蔵は、出石の造り酒屋「出石酒造」の造り酒屋の一部です。
長い年月を経た赤い土壁が何とも言えない風情を残しています。現在も「楽々鶴」を販売しており、今回は辛口を選んで購入です。
入り口は大きな土間になっており、天井に4,5個のツバメの巣があり、盛んに餌を運んでいました。
ご主人の話によると、ツバメの五つ子が生まれると赤飯をたいて祝うとのこと。
今まで六つ子が生まれたこともあるそうですが、この時のお祝いについては聞き漏らしました。
出石町が一望できる「出石城跡」は但馬唯一の城跡で、城跡脇の赤い鳥居群と白い城壁との対比が美しく、散策にお勧めのルートです。
2015年6月20日