伊豆の情景

女性の寝姿の「寝姿山ロープウェイ」(下田市)

伊豆の情景 南伊豆

下田市街から見ると女性の寝姿に見えることから呼ばれている「寝姿山」頂上に登るには、伊豆急下田駅から徒歩1分ほどの「寝姿山ロープウェイ」を利用します。

10分程度で着くロープウェイの終点は、ちょうど寝ころんだ女性の胸元当たりになります。

 

頂上にある寝姿山自然公園からは、天気が良ければ大島をはじめとする伊豆七島を望むことができ、幕末の黒船来航時に見晴らし台が置かれていた頂上からは、眼下に下田湾を見下ろすことができる外に、水仙の群生地で知られている「爪木崎」、ハリスが領事館を開いた「玉泉寺」など、名所・史跡も遠望できます。

 

湾内外を遊覧している黒船造りの遊覧船を眺めると、幕末に入港した黒船を連想させます。

自然公園内には良縁や縁結び、子宝、安産などにご利益があるとされる「愛染堂」や、椿、桜、アジサイなど、季節の花に彩られた花苑がありますので散策にお勧めです。

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下田市「寝姿山ロープウェイ」ロープウェイ駅
下田ロープウェイ入口
下田市「寝姿山ロープウェイ」寝姿山山頂駅からの下田市街
寝姿山山頂駅から下田市街を望む
下田市「寝姿山ロープウェイ」寝姿山山頂駅からの下田市街
下田湾を見下ろす
下田市「寝姿山ロープウェイ」眼下の黒船遊覧船
下田湾を遊覧する黒船観光船
下田市「寝姿山ロープウェイ」愛染堂を訪れた米水兵
愛染堂を訪れた米水兵
下田市「寝姿山ロープウェイ」米水兵の記念撮影
黒船祭りで訪れた米水兵の記念撮影
下田市「寝姿山ロープウェイ」寝姿山山頂から伊豆七島を望む
寝姿山から遠く伊豆七島を眺める

 

開国の面影残す「ペリーロード」(下田市)

伊豆の情景 南伊豆

伊豆下田が歴史に大きく登場するきっかけは、1854年にペリー提督が率いる艦隊が
下田港に現れたときに始まります。

この時、下田の人々の驚きは想像以上だったと思いますが、それ以上に驚いたのが下田の幕府関係者だったでしょう。

 

この艦隊の乗員が上陸(上陸記念碑があります)して、日米の下田条約が結ばれた「了仙寺」まで向かう平滑川を挟む石畳の小道が「ペリーロード」です。初めて見る艦隊の船員の異装を見て驚いたことでしょう。

 

現在は、このペリー艦隊来航を記念して毎年5月に米海軍も参加した「下田黒船祭り」が開催されています。

ペリーロード脇には、ロシア使節プチャーチンと日露和親条約が調印された「長楽寺」や、旅雑誌でよく紹介されるカフェ、ショップなどがあります。

 

また、上陸記念碑からペリーロードに至る道脇に明治4年に建築され、下田の特徴的な建築様式である、なまこ壁と伊豆石を用いた「澤村邸(下田まち遺産に登録)」もあります。

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下田市「ペリーロード」ペリー上陸地点記念碑
ペリー上陸記念碑
下田市「ペリーロード」ペリー上陸地点の米兵
ペリー上陸地点と米水兵
下田市「ペリーロード」1829年製30ポンド砲
道脇の1829年製30ポンド砲
下田市「ペリーロード」夕暮れのペリーロード
夕暮れのペリーロード
下田市「ペリーロード」夕暮れのペリーロードとアジサイ
街灯に染まるアジサイ
下田市「ペリーロード」灯がともる夕暮れのペリーロード
夕暮れ時のペリーロード
下田市「ペリーロード」ペリーロードの一風景
ペリーロードの一部
下田市「ペリーロード」ペリーロード脇の「澤村邸」
澤村邸(見学できます)
下田市「ペリーロード」ペリーロード脇の「長楽寺」
長楽寺
下田市「ペリーロード」アジサイのペリーロード
アジサイ咲く季節のペリーロード

 

湖畔を彩る桜「松川湖」(伊東市)

伊豆の情景 東伊豆

伊東市の「松川湖」は、伊東駅から車で15分(7km)ほどのところに位置する伊豆半島唯一のロックフィルダム「奥野ダム」によって作られた人造湖です。

松川湖には周囲4.8kmの遊歩道が設けられており、周辺には「奥野エコーブリッジ」「奥野公園」「花の広場」「梅の広場」などが整備されており、1月にはロウバイ、2月には河津桜、梅の広場での観梅など初春から花風景が楽しめます。

 

植栽されている桜の本数も多く、中伊豆バイパスをドライブする観光客が、眼下に広がる桜風景に惹かれて思わず訪れてしまうほどです。

松川湖はニジマスやアマゴのルアー・フライ釣りを楽しむことができるため、周遊歩道脇から釣り糸を垂れる人を見かけます。

 

初夏になると松川湖畔で「ホタル観賞会」が開催され、ゲンジボタルが舞う幻想的な光景が見られるとのことです。

中伊豆バイパス沿いに2か所の無料駐車場があります。

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伊東市「松川湖」奥野エコーブリッジと桜
奥野エコーブリッジと桜風景
伊東市「松川湖」湖を囲む桜風景
湖畔遊歩道の桜風景
伊東市「松川湖」桜風景と釣り人
湖畔での魚釣り
伊東市「松川湖」桜風景をキャンバスに描く
桜風景を描く
伊東市「松川湖」桜の大樹
白とピンクの桜のコラボ
伊東市「松川湖」桜の湖畔を散策するカップル
湖畔を散策するカップル
伊東市「松川湖」桜が映える湖畔の釣り人
湖畔で釣り糸を垂れる

 

伊豆の散歩道・明治の面影残す「松崎町」総集編

伊豆の情景 特集

伊豆西海岸の中ほどに位置する「松崎町」は、修善寺や下田からのバス便のみで少し不便なためか、修善寺や下田などの東海岸の観光地と比べて訪れる人が少なくなります。

しかし西海岸の観光地拠点として、また周辺に堂ヶ島などの知名度の高い観光地を控えていることで、訪れる観光客も増えているようです。

 

松崎町内には「重要文化財 岩科学校」「明治商家 中瀬邸」「長八美術館」など明治の重要文化財の建築物も残されており、古き明治の面影を辿ることができます。

 

img_7368_chouhachi_1_br ◇漆器の名工、長八の「長八美術館」
伊豆の生まれですが、東京に出るまでは入江長八の偉業に関しての知識はありませんでした。帰省した際に立ち寄った「伊豆の長八美術館(ちょ・・・つづき
 
img_7498_iwashina_br ◇重要文化財・伊豆最古の「岩科学校」
伊豆でよく見かけるなまこ壁で作られた社寺風建築の「岩科(いわしな)学校」は、明治13年築の小学校です。岩科学校には、松崎町出身の漆・・・つづき
img_7482_izubuntei_br ◇明治の呉服商「伊豆文邸」
「伊豆文(いずぶん)邸」は近くの「中瀬邸」と同じく呉服商で、明治43年の建築です。なまこ壁で彩られた2階建ての建物は、木造の2階・・・つづき
img_7408_namakokabe_br ◇伊豆の面影残す「なまこ壁通り」
伊豆松崎町には明治の面影を残す「なまこ壁」造りの家屋「中瀬邸」や「伊豆文邸」などがあり都会では味わえない情緒に浸ることができます・・・つづき
img_7429_nakasetei_br ◇明治の商家「中瀬邸」
那賀川下流のときわ橋のたもとに建つ「中瀬家」は、絹織物から洋織物まで衣料品を幅広く扱っていたとされる呉服商依田直吉邸で、明治20年・・・つづき
img_1043_matuzaki_1_br ◇お花畑とのコラボ「那賀川の桜並木」
松崎町の那賀川添いの桜並木は、南伊豆でも知られている桜名所の一つです。桜の季節に松崎を訪れた際にはぜひ足をのばしたい場所です。松崎・・・つづき
伊豆松崎町「石部の棚田」夕焼けが映える棚田のライトアップ □夕景が棚田に映える「石部の棚田」
伊豆にはめずらしい棚田の風景を残す、松崎町「石部の棚田」は、一度廃田の淵までいったようですが、地元ボランティアの努力と棚田のオーナ・・・つづき
伊豆松崎町「千貫門」夕日に染まる千貫門と富士 □富士と赤壁が映える「千貫門」
「千貫門」は、松崎町雲見温泉の近くにある景勝地で、烏帽子山と並んで独特の海岸を形作っています。千貫門や烏帽子山は、かつて海底火山の・・・つづき

 

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