伊豆の情景

夕日に映える波飛沫と富士「戸田港」(沼津市)

伊豆の情景 西伊豆

西伊豆入り口にあたる「戸田港(へだこう)」は、静岡県沼津市に属する港町です。

駿河湾の深い海底谷に隣接しているため、深海魚タカアシカニが水揚げされる港としても知られており、タカアシカニを目当てに訪れる観光客も多い観光スポットです。

 

戸田港は波が穏やかな日、荒れた日と駿河湾の海の表情を前面に、富士山が撮れる場所として隠れた撮影ポイントになっています。特に御浜崎に至る岬の海岸から望む富士山は、一見の価値ありです。

水平線に落ちる夕日に、波の飛沫と富士山がほんのりと赤く染まった写真が撮れました。

 

港の周辺には戸田温泉が広がっており、温泉で旅の疲れを癒すのもいいでしょう。

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沼津市「戸田港」富士と戸田港
国道135号からの戸田港
沼津市「戸田港」港内からの富士
戸田港湾内からの富士
沼津市「戸田港」御浜埼からの富士山
御浜崎よりの富士
沼津市「戸田港」御浜埼海岸からの富士
荒波打ち寄せる御浜崎海岸
沼津市「戸田港」荒れた駿河湾からの富士山
荒れた駿河湾からの富士
荒れる波打ち際を赤く染める
赤く染まる飛沫と富士

 

ススキ野輝く「細野高原」(東伊豆町)

伊豆の情景 東伊豆

東伊豆町稲取に近い「細野高原」のススキ野原は、標高400メートルから800メートルの三筋山まで拡がる125ヘクタールのススキ野原で、箱根仙石原のススキ野原の7倍ほどの広さがあります。

細野高原からは伊豆七島の大半が、また山頂付近からは眼下に稲取の町を、遠くは下田に続く河津などが遠望できます。

 

昔はカヤ(ススキ)を茅葺き屋根に利用したり、農耕用牛馬の飼料にしたりと利用価値が多かったのですが、現在はほとんど利用されていません。

稲取では数百年来、草原を維持するために毎年山焼き行い、カヤを利用しない今でも草原の維持を図っています。

 

草原を保つために毎年行われている山焼きの見学は、以前は近場での見学が可能だったようですが、現在は安全を考えて立ち入り禁止とのことです。

散策には、駐車場から山頂近くまで専用送迎マイクロバス(入園料に含まれており無料)を利用し、山頂からススキ野原の光景を眺めながら山道を下るのが楽です。

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伊豆稲取「細野高原」三筋山山頂からの展望
三筋山山頂から稲取方面を望む
伊豆稲取「細野高原」三筋山裾野から山頂を望む
細野高原裾野から三筋山を望む
伊豆稲取「細野高原」三筋山山腹のススキ野原
細野高原中腹
伊豆稲取「細野高原」ススキの収穫作業
ススキの収穫作業
伊豆稲取「細野高原」裾野のススキ野原
細野高原の裾野の一風景
伊豆稲取「細野高原」裾野のススキ野原
赤く色づいた草を前景に輝くススキ原

 

日本夕日10景の「太田子海岸」(西伊豆町)

伊豆の情景 西伊豆

伊豆西海岸の松崎町から車で20分程の「大田子海岸」は、小さな漁港にある波静かな海岸です。

この小さな漁港が、春分の日と秋分の日前後1週間ほどの間、夕日撮影のため関東近郊から集まった多く写真愛好家で混みあいます。

 

大田子の夕景は「日本夕日10景」にも選ばれ、町立の「太田子海岸夕陽展望所」まで設けられており、駐車場への誘導や撮影場所の案内等、いろいろ便宜を図ってくれます。

ベストな撮影期間が、春分の日、秋分の日の前後1週間程度と短く、天気にも左右されることから、何回か通わないと満足のいく写真を撮ることは難しいようです。

 

太田子海岸が日本夕日10景に選ばれたことは、もちろん夕日の美しさもありますが、沖合に独特の形をした岩(ゴジラッチョ)の存在が大きいと思いますね。

この岩と夕日がバランスよく撮れる場所を求めて、多くの三脚が乱立します。

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西伊豆「大田子海岸」夕日撮影の三脚群
撮影前の三脚群
アオサギとゴジラッチョ
西伊豆「大田子海岸」映える夕日の光線
長く伸びる光線
西伊豆「大田子海岸」夕景の遠望
夕景の遠望
西伊豆「大田子海岸」夕日を眺めるカップル
夕日を見つめるカップル
夕日を眺める老夫婦
夕日に映える浅瀬で遊ぶ子供ら
赤く染まる夕日
西伊豆「大田子海岸」3月の荒れた日の夕景
3月の荒れた海で
西伊豆「大田子海岸」日没後に染まる夕景
日没後の太田子海岸
西伊豆「大田子海岸」夕日とボート上のカップル
夕日を眺めるボート上のカップル
西伊豆「大田子海岸」ゴジラッチョに沈む夕日
ゴジラッチョの上で羽を休めるカモメ

 

小さな漁港の夕景「仁科港」(西伊豆町)

伊豆の情景 西伊豆

「仁科港(にしなこう)」は堂ヶ島から近い静かな漁港で、磯釣りの場所としても知られ、メジナやアジ、アオリイカ、シロギスなどの釣り場として人気があります。

また、仁科港は一本釣りによる水揚げが静岡県一で、捕れた新鮮なイカを使った丼が人気です。

 

漁協直営の食堂では、昼に捕れたイカを使い、スルメいかと漬けの2種類をのせた「いか様丼」や、ヤリイカ丼、漬けたイカと卵の黄身で夕日をイメージした「夕陽丼」などが名物。

夕陽丼があるように、仁科港は夕景が美しい港としても知られており、運が良ければ、防波堤沖に沈む夕日に、釣り人のシェルエットが浮かんだ写真が撮れます。

 

掲載の写真は、残念ながら釣り人のシェルエットを入れることは出来ませんでしたが、この日は珍しく近くの若者が日没時に港に集まり、夕日を眺める夕景が撮れました。

ベストな夕景が見られるのは、11月~12月前半頃になります。

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西伊豆「仁科港」若人と夕景
夕景の中の若人
西伊豆「仁科港」夕日とカップル
夕景の中のカップル
西伊豆「仁科港」水平線に沈む夕日
水平線に沈む夕日
西伊豆「仁科港」の夕景
漁船脇から夕日を望む若人
西伊豆「仁科港」の夕日
夕日の光線が映える

 

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