伊豆の情景

心に残る「伊豆の花風景」20選 総集編

伊豆の情景 特集

「伊豆半島」は温暖な地として知られ、冬でも霜が降りる日は少なく、暖かな気候に恵まれています。

 

IMG_1099_matuzaki_1_br冬の代表的な花風景「水仙」も関東ではいち早く咲き始め、早咲きの桜として知られる「河津桜」の名所としても知られています。

また、伊豆半島北部からは富士山の雄姿を見ることが出来、富士山を背景にした花風景も楽しむことが出来ます。

 

旅行雑誌にも掲載されない、伊豆の風景とマッチした四季の花風景をお届けします。

 

<冬から春の花風景>
IMG_9657_shirahama_1_br ◇青い海に映えるアロエ「白浜」
下田からバスで20分ほどの白浜は、白砂の海岸として知られていますが、冬の海岸線を赤く彩るアロエの群生地としても知られています。白浜・・・つづき
IMG_2246_tumekizaki_1_br ◇岬のアロエの花風景「下田市爪木崎」
下田からバスで15分ほどの爪木崎は水仙の群生地として、初春を彩る伊豆観光のスポットとして知られています。近年は水仙の群生を彩る形で・・・つづき
IMG_2152_tumekisaki_br ◇海岸埋め尽くす「爪木崎の水仙」
この水仙が群落している海に突き出た地域は、須崎半島ともよばれ、突端には「爪木崎灯台」が置かれています。爪木崎の300万本といわれる野・・・つづき
IMG_0770_atamibaien_1_br ◇歴史ある梅園「熱海梅園」
「熱海梅園」は、熱海市街地の西北に位置し、明治19年に開園し120年以上の歴史がある梅園です。このため、樹齢100年を超える梅の・・・つづき
IMG_0882_shuzenjibairin_1_br ◇富士の見える梅園「修善寺梅林」
修善寺の観光シーズンは、修善寺梅林の観梅時期より始まります。修善寺梅林は熱海梅林と共に伊豆の名梅林として知られています。遠く冠雪し・・・つづき
IMG_5194_shimogamo_1_br ◇自然を残す「下賀茂の河津桜」
南伊豆町下賀茂(しもがも)は下田駅からバスで20分ほどで、南伊豆の名湯「下賀茂温泉」としても知られています。毎年2月下旬になると、・・・つづき
IMG_0209_kaeadu_1_br ◇河津川を埋める「河津町の河津桜」
JR等の春の旅行キャンペーンポスターでよく取り上げられるのが「河津町の河津桜」の写真です。河津川の両岸に沿って咲く河津桜の並木道は・・・つづき
IMG_4201_oose_1_br ◇桜と富士の「大瀬崎」
沼津市に属する大瀬は、伊豆半島西海岸の最上部に位置するために、駿河湾に浮かぶ優美な富士の姿を四季を通じて楽しむことができます。この・・・つづき
IMG_4707_matuzaki_1_br ◇お花畑と菜の花の「那賀川の桜」
松崎町の那賀川添いの桜並木は、南伊豆でも知られている桜名所の一つです。那珂川には川沿いに沿って1キロほどの桜並木があり、桜並木と並・・・つづき
IMG_4564_mishima_1_br ◇枝垂れ桜が映える「三嶋大社」
春の三嶋大社は枝垂れ桜の名所としても知られています、桜の本数は少ないですが、池の周りを取り囲むように咲く巨木の枝垂れ桜の枝振りが見・・・つづき
IMG_1697_oomuroyama_1_br ◇3000本の桜「さくらの里」
伊東市大室山の「さくらの里」のご紹介です。さくらの里は大室山を見上げるすそ野に位置し、大室山の麓には3000本を超える桜が植栽さ・・・つづき
伊東市「松川湖」湖を囲む桜風景 ◇湖畔を彩る桜風景「松川湖」
「花の広場」「梅の広場」などが整備されており、1月にはロウバイ、2月には河津桜、梅の広場での観梅など初春から花風景が楽しめます。植・・・つづき
IMG_3446_1_mamesakura_1_br ◇マメサクラの花園「達磨山」
「マメサクラ」は別名「フジサクラ」とも呼び、桜の野生種の一種で富士山周辺やその山麓に自生しています。伊豆では修善寺近くの達磨山一帯・・・つづき
IMG_7447_hamadaikon_1_br ◇海岸埋める浜ダイコンの花「逢瀬浜」
逢瀬浜は南伊豆の弓ヶ浜に隣接した海岸で、弓ヶ浜の駐車場から徒歩で5分位のところにある静かな海岸です。3月末から4月上旬にかけて海岸・・・つづき
 
伊東市「小室山」公園内のツツジ群生風景 ◇ツツジの花園「小室山公園」
山麓の「小室山公園」には、40種10万本の「ツツジ」や、4000本の「椿」が楽しめるつばき園などがあり、花の名所としても知られてい・・・つづき
 
伊豆の国市「葛城山」山頂から富士を望む  ◇富士とツツジの「葛城山」
葛城山の頂上は、「かつらぎ山パノラマパーク」という名称の公園になっており、正面に雄大な富士山を、左に駿河湾を見下ろすことができ、散策コ・・・つづき
<夏から秋の花風景>
IMG_2544_jasumin_1_br ◇アメリカジャスミン香る「了仙寺」
下田駅から徒歩15分ほどのペリーロード近くにある了仙寺は、別名「ジャスミン寺」とも呼ばれ、5月には境内の1000株ものアメリカジャ・・・つづき
IMG_0820_shimodakouen_1_br ◇アジサイの花園「下田公園」
ペリーロード近くの下田公園に群生するアジサイは、その株数の多さで知られるようになり、多くの観光客が訪れるようになりました。あじさ・・・つづき
◇夕景に映えるユウスゲ「あいあい岬」
伊豆半島先端の石廊崎近くの「あいあい岬(愛逢岬)」は、男性的な西海岸の海岸美を堪能できる観光スポットで、ユウスゲの群生地として、・・つづき
IMG_6052_hamayuu_1_br ◇ハマユウ咲く夏風景「田牛海岸」
南伊豆田牛海岸のサンドスキー場脇に咲くハマユウの写真です。海浜で見かけられる海浜植物で、7月~8月が開花時期です。海浜植物といわれ・・・つづき

 

ハマユウ咲く夏風景「田牛海岸」(下田市)

伊豆の情景 南伊豆

下田市「田牛海岸」のサンドスキー場脇に咲く「ハマユウ」(正式和名はハマオモト)は、ヒガンバナ科の多年草で、日当たりの良い場所を好み、温暖な海浜で見かけられる海浜植物です。

伊豆では7月~8月が開花時期となり、花の形はヒガンバナに似て白く細長い6枚の花被をつけ、高さ50~100㎝ほどに成長し、夕方から咲初め深夜に満開になります。

 

海浜植物といわれるように海岸の砂地を好み、写真のサンドスキー場脇の傾斜地に群生しています。石碑にはハマオモトと刻まれていますがハマユウのことです。

伊豆の砂浜の海岸にはよく見られましたが、海水浴場の開設などで減少し、今では田牛海岸のハマユウは貴重な存在となっています。

 

群生地は狭いですが、青い海と白いハマユウのコントラストは、夏を代表する花風景です。

田牛海岸のサンドスキー場は、テレビの旅番組でも良く紹介されますのでご存知の方も多いと思います。

お隣の「龍宮窟」(当ブログで紹介)も良くテレビで紹介される観光スポットです。

地図を見る

 

下田市「田牛海岸」海岸からサンドスキー場を望む
田牛海岸(前方に見えるのがサンドスキー場)

 

下田市「田牛海岸」天然記念物「ハマオモト」自生地記念碑
天然記念物ハマオモトの石碑
下田市「田牛海岸」ハマユウ越しに海岸を望む
海岸を望む
下田市「田牛海岸」ハマユウ
ハマユウ(正式和名はハマオモト)
下田市「田牛海岸」ハマユウとサンドスキー場
ハマユウとサンドスキー場

 

明治の建築「重要文化財 岩科学校」(松崎町)

伊豆の情景 西伊豆

伊豆でよく見かけるなまこ壁で作られた社寺風建築の「岩科(いわしな)学校」は、明治13年築の小学校です。

正面上部に設けられたバルコニーなどの洋風デザインを取り入れた伊豆地区最古の小学校「岩科学校」は、日本では甲府の旧睦沢学校(明治8年)、松本の旧開智学校(明治9年)に次ぐ古いものとされ、昭和50年に国の重要文化財に指定されています。

 

学校内は見学コースが設けられており、当時使用されていた教科書や、人形を使った授業風景の再現など、当時の授業の一端に想いを馳せることができます。

 

岩科学校には、松崎町出身の漆喰鏝絵で名高い「入江長八」が手掛けた名作が見られます。中でも「西の間」は、床の間を太陽に見立てて赤壁にし、欄干に漆喰鏝絵で千羽鶴を描き、鶴が日の出に向かって飛翔する様を描き切っている長八の傑作の一つです。

 

<岩科学校へのアクセス>松崎から岩科学校へは、松崎バス停から東海バス「八木山」生き10分の「岩科学校」下車2分です。

松崎町岩科北側442
電話:0558-42-2675
開園:9時~17時(無休)

 

伊豆松崎町「重要文化財 岩科学校」全景
岩科小学校校内入り口から
伊豆松崎町「重要文化財 岩科学校」正面玄関
正面玄関
伊豆松崎町「重要文化財 岩科学校」岩科小学校の校歌
岩科小学校の校歌
伊豆松崎町「重要文化財 岩科学校」当時の授業風景
人形を用いた当時の授業風景
伊豆松崎町「重要文化財 岩科学校」当時の教科書等
当時の教科書など
伊豆松崎町「重要文化財 岩科学校」当時の卒業証書
当時の卒業証書
伊豆松崎町「重要文化財 岩科学校」漆喰鏝絵の鳳凰
2階天井にある漆喰鏝絵の鳳凰
伊豆松崎町「重要文化財 岩科学校」長八作漆喰鏝絵の千羽鶴
2階西の間の長八作漆喰鏝絵・千羽鶴

 

夕日に染まる岬の「ユウスゲ」(南伊豆町)

伊豆の情景 南伊豆

伊豆半島先端の石廊崎近くにある「あいあい岬(愛逢岬)」は、男性的な西海岸の海岸美を堪能できる観光スポットですが、「ユウスゲ」の群生地としても良く知られています。

7月末から8月初旬に咲くユウスゲは、6枚の黄色の花弁をつけたユリ科の植物で、夕方に開花し翌日の昼頃には花が閉じることからこの名がついています。

 

あいあい岬から見下ろす男性的な西海岸が夕景に染まる光景も見事ですが、夕日を背景にして咲く可憐なユウスゲの情景は見応えがあります。

階段を登り切ったところの「ユウスゲ公園」は、若人の訪問を意識した小さな釣鐘が設置されおり、カップルが記念撮影している光景を良く見かけます。

 

歩いて数分の場所に「南伊豆ジオパークセンター」があり、駐車場から透明度抜群の海岸と知られている「ヒリゾ浜 ⇒関連記事はこちら」を見下ろすことができます。

ユウスゲ情報は「南伊豆観光協会のホームぺージにも掲載されていますのでご覧ください。

 

南伊豆町「あいあい岬」ユウスゲ公園登り口
あいあい岬のユウスゲ公園入口
南伊豆町「あいあい岬」群生するユウスゲ
群生するユウスゲ
南伊豆町「あいあい岬」ユウスゲの近接撮影
ユウスゲ
南伊豆町「あいあい岬」夕日とユウスゲ
夕日とユウスゲ(ストロボ使用)
南伊豆町「あいあい岬」夕景に咲くユウスゲ
夕日に染まるユウスゲ

 

< 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 >