桜映える世界遺産「韮山反射炉」(伊豆の国市)
世界遺産「韮山反射炉」は、伊豆半島の付け根にある伊豆の国市韮山地区に、この地を収めた代官「江川担庵(たんなん)」が反射炉を造りました。
白っぽいレンガ造りの反射炉は、担庵が指揮して1854年に着工し1858年に完成しています。
最も高いところで15m以上ある反射炉は、大砲などを鋳造するための溶解炉で、熱や炎を炉内の天井で反射させて一点に集中させることから反射炉と呼ばれています。
反射炉は過度期の技術なので海外には現存せず、日本でも稼働したもので残っているのは韮山だけだそうです。
近くに、静岡名産の茶畑と反射炉を前景にして、冠雪した富士山を望むことができるスポットがあります。反射炉から小道を登ることになりますがお勧めです。
反射炉の周辺には「江川担庵邸」や、代々この地を納めた「江川家」の築400年を超すといわれる主屋(重要文化財)の外、北条氏関連の史跡も多くあります。
※写真をクリックすると拡大した写真がご覧になれます。
茶畑から反射炉と富士を望む | |
反射炉への入口近く | |
見上げるほどの反射炉 | |
入口の反対側から見た反射炉 | |
桜を前景にした反射炉 | |
24ポンドカノン砲(鋳造品) | |
反射炉の遠望 |
2022年3月24日