中伊豆

名爆紹介「萬城の滝」「平滑ノ滝」「浄蓮の滝」

伊豆の情景 中伊豆

伊豆には伊豆市の「浄蓮の滝」や河津町の「河津七滝」がよく知られています。

ご紹介します「萬城の滝(ばんじょうの滝)」、「平滑ノ滝」は訪れる人は少ないですが、隠れたスポットとして訪れることをお勧めします。

 

◇柱状節理の岩盤でできている「萬城の滝」

伊豆の名爆「萬城の滝(ばんじょうの滝)」は、修善寺温泉街を流れる狩野川の支流である地蔵堂川の上流にかかっている高さ20m、幅5mの滝です。

萬城の滝キャンプ場の駐車場から滝に向かう階段を滝のそばまで降りていくことができ、水量のある瀑布の迫力を間地かに感じることができます

萬城の滝は柱状節理の岩盤でできており、瀑布とのコントラストが美しい滝です。

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◇優美な流れの「平滑の滝」

伊豆市の「平滑の滝」は、天城山の八丁が池を源とする河津川の上流から2番目の滝で、名前の通り1枚岩の上を流れ落ちる幅25m、高さ4mの横に長い平たい滝です。

「平滑の滝」は、修善寺よりバスで30分ほどの「鍋失」で下車し、急な細道を下ったところにありますが、整備された歩道ではないため道に迷わないこと。

滝の下部中央部に紅葉の木があり、紅葉時期には滝と紅葉の光景が期待できそうです。

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伊豆市「平滑ノ滝」
伊豆市「平滑ノ滝」
伊豆市「平滑ノ滝」

 

 

◇水量豊富な名瀑「浄蓮の滝」

「浄蓮(じょうれん)の滝」は、伊豆市湯ヶ島にある日本滝100選にも選ばれた滝で、中伊豆観光のパワースポットの一つでしょう。

天城山の北西部を流れる本谷川に位置し、落差25m、幅7mで玄武岩溶岩流を流れ落ちる水量豊かな伊豆の名瀑です。

 

滝の周りや滝壺の岩肌には、日本では伊豆半島と熊本県にのみ自生が確認されている県指定天然記念物のジョウレンシダ(別名ハイコモチシダ)が群生しています。

滝には女郎蜘蛛伝説があるようですが、周囲の原生林が醸し出す雰囲気と、激しい音を立てて滝壺に流れ落ちる様は、この滝を一層神秘的なものにするようです。

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伊豆市「浄蓮の滝」
伊豆市「浄蓮の滝」

 

桜映える世界遺産「韮山反射炉」(伊豆の国市)

伊豆の情景 中伊豆

世界遺産「韮山反射炉」は、伊豆半島の付け根にある伊豆の国市韮山地区に、この地を収めた代官「江川担庵(たんなん)」が反射炉を造りました。

白っぽいレンガ造りの反射炉は、担庵が指揮して1854年に着工し1858年に完成しています。

 

最も高いところで15m以上ある反射炉は、大砲などを鋳造するための溶解炉で、熱や炎を炉内の天井で反射させて一点に集中させることから反射炉と呼ばれています。

反射炉は過度期の技術なので海外には現存せず、日本でも稼働したもので残っているのは韮山だけだそうです。

 

近くに、静岡名産の茶畑と反射炉を前景にして、冠雪した富士山を望むことができるスポットがあります。反射炉から小道を登ることになりますがお勧めです。

反射炉の周辺には「江川担庵邸」や、代々この地を納めた「江川家」の築400年を超すといわれる主屋(重要文化財)の外、北条氏関連の史跡も多くあります。

※写真をクリックすると拡大した写真がご覧になれます。

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伊豆の国市「韮山反射炉」茶畑から韮山反射炉と富士を望む
茶畑から反射炉と富士を望む
伊豆の国市「韮山反射炉」韮山反射炉への入り口より
反射炉への入口近く
伊豆の国市「韮山反射炉」見上げるほどの反射炉
見上げるほどの反射炉
伊豆の国市「韮山反射炉」反射炉の全景
入口の反対側から見た反射炉
伊豆の国市「韮山反射炉」桜風景の反射炉
桜を前景にした反射炉
伊豆の国市「韮山反射炉」25ポンドのカノン砲
24ポンドカノン砲(鋳造品)
伊豆の国市「韮山反射炉」桜風景を前景にした反射炉
反射炉の遠望

 

富士が展望できる「修善寺梅林」(伊豆市)

伊豆の情景 中伊豆

修禅寺の観光シーズンは、「修善寺梅林」の観梅時期より始まります。

修善寺梅林は熱海梅林と共に伊豆の名梅林として知られており、起伏にとんだ傾斜面を中心に広がっている老木が多い梅林です。

 

遠く冠雪した富士山が望める場所もあるので、富士山をバックにした写真を撮ることができます。訪れた日は伊豆には珍しく大雪が降った後で、雪の中の梅林の光景が見られて幸運でした。

花数が少なめの老木が多いためか、華やかさに欠けているように見える梅林ですが、山間に展開する花風景は印象的でした。

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遠く霞む富士を望む
紅梅白梅が混在する梅林
雪に紅梅が映える
垂れ下がる鮮やかな紅梅
精一杯に咲く老木の紅梅

 

紅葉の名所「修善寺モミジ林」(伊豆市)

伊豆の情景 中伊豆

修善寺モミジ林は、伊豆半島の中で規模と景観の美しさで知られています。

温暖のためか紅葉時期は11月末から12月初旬頃に見頃を迎え、大型駐車場が観光バスで埋まるほどの観光客が訪れています。

 

修善寺モミジ林には数回訪れていますが、モミジ林の老木化が進み、以前ほどの景観を失いかけているように見えます。

それでも近郊のモミジ林と比べると、モミジ林の広さと高く成長したモミジ林の雰囲気に人気があるのでしょう。

 

モミジ林散策以外に、修善寺街を流れる桂川沿いの紅葉や修禅寺境内の紅葉風景も素晴らしく、お勧めです。

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山茶花の絨毯に映えるモミジ

 

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