西伊豆
伊豆の情景 西伊豆
伊豆にはめずらしい棚田の風景を残す、松崎町「石部の棚田」は、一度廃田の淵までいったようですが、地元ボランティアの努力と棚田のオーナー制度で復活したとのことです。
棚田のライトアップの為のろうそくの点灯は、ボランティアを募集して行われますが、点灯する数が多いため日暮れの数時間前から作業が行われます。
1年で1番日が長い6月を前にしたこの時期は、棚田の左方向に夕日が沈み、夕焼けの照り返しで水を張った棚田が赤く染まる光景が見られるベストな時期です。
早くからベストポイントにカメラの三脚を並べたて待ち構えているカメラマンの外、観光客も多く見られます。
消火は9時ですが、夕焼けに染まる棚田から、日が沈んだ後にゆらめく棚田の灯りの光景もすばらしいですね。
場所:松崎町石部(地図)
駐車場:棚田の下部と上部に駐車場がありますが、運転に自信のない方は上部の駐車場の利用をお勧めします。
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点灯場所へ |
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親子で点灯 |
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ボランティアの点灯作業が進む |
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夕暮れが迫る |
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夕焼けを映し赤く染まる棚田 |
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日没後の棚田の灯り |
2018年6月29日
伊豆の情景 西伊豆
松崎町那賀川下流の「ときわ橋」のたもとに建つ「中瀬家」は、絹織物から洋織物まで衣料品を幅広く扱っていたとされる呉服商依田直吉邸で、明治20年築の邸宅です。
母屋と両脇の土蔵はなまこ壁に彩られ、内部の太い柱や梁、贅沢な素材や細工は、当時の松崎の豪商の繁栄ぶりを垣間見ることができます。
母屋脇の土蔵には、現代の名工といわれる「山本勘一」が手掛けた龍虎1対の漆喰鏝絵が扉に見られます。
母屋には帳場が再現され、当時の道具や調度品が展示されています。
母屋や土蔵など7棟からなる中瀬邸は、昭和63年に松崎町が買い取り保存・展示しており、資料展示の他にも地場産品のお土産も売っています。
母屋奥に中庭などを見渡せる喫茶コーナーがありますので、疲れた足を休めるのによいでしょう。
松崎町松崎315-1(地図)
松崎町バスセンターから徒歩15分ほどにあり、近くの「長八美術館」や「伊豆文邸」などを見学後に立ち寄ることができる近さです。
営業時間:9:00~17:00(無休)
電話:0556-43-0587
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漆喰鏝絵が施された「ときわ橋」 |
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中瀬邸正面 |
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中瀬邸の側面から |
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織物の展示 |
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入り口脇の人力車 |
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現代の名工「山本勘一」作の鏝絵の龍虎 |
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母屋脇の土蔵扉の漆喰鏝絵の龍虎 |
2016年12月13日
伊豆の情景 西伊豆
伊豆「松崎町」には、明治の面影を残す「なまこ壁」造りの家屋「中瀬邸」や「伊豆文邸」(当ブログでご紹介しています)などがあり、都会では味わえない情緒に浸ることができます。
なまこ壁は、防火壁として瓦を張り、目地に盛った白漆喰の形がナマコに似ていることからそう呼ばれたようですが、白漆喰はとても高価なもので、盛り上がった高さが財力を示すといわれました。
写真の「なまこ壁通り」は、なまこ壁と石畳の80メートルほどの小道で、薬問屋として江戸末期に財をなし建築された「近藤家」横の小道です。
伊豆でもこれほど長く続くなまこ壁は珍しく、観光客が絶えない観光スポットの一つです。
地図を見る
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近藤家のなまこ壁の一部 |
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近藤家横のなまこ壁通り |
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なまこ壁通りの幼児 |
2016年11月28日
伊豆の情景 西伊豆
「伊豆文邸(いずぶんてい)」は、近くの「中瀬邸」と同じく呉服商で、明治43年の建築です。
なまこ壁で彩られた2階建ての建物は木造の2階建てで、帳場や土間が当時のまま残されており、母屋の裏にはなまこ壁造りの土蔵2棟も残されています。
明治時代を代表する貴重な歴史建物の伊豆文邸も、所有者から松崎町に寄贈され、内部を整備し無料休息所として一般に公開されています。
当時の織物や屏風・写真等が展示されている2階にも足をのばしてみましょう。母屋脇には屋根付きの足湯が設けられていますので、疲れた足を休めるにはいいですね.
松崎町松崎250-1(地図)
(松崎町バスセンターから徒歩15分ほどにあり、近くの「長八美術館」や「中瀬邸」などを見学がてらに立ち寄ることができる近さです)
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母屋裏のなまこ壁の土蔵 |
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母屋の玄関脇の一室 |
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母屋の一室 |
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伊豆文邸の正面 |
2016年10月14日
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